2024年02月18日

選歌投票結果の発表

お待たせしました、投票数の発表です。

 1  3票 赤赤と灯るランプをくわえたる鬼の界へと誘う銅閣
 2  1票 赤々と燃える朝市ふるさとの神戸よみがえりすぐテレビ消す
 3  1票 赤き血を流す兎のようなひと死んでネットの森の狩りは終わりぬ
 4  6票 赤児とも緑児とも呼ばるる君の地球のごとき瞳を見つむ
 5  5票 赤ちゃんがすとんと眠りに落ちる時ちひさな指は総くれなゐに
 6  7票 赤の持つ呪術の力を身につけよ友らがくれし還暦パンツ
 7  2票 あぜ道の風をたどれば赤まんまぽろぽろこわい記憶を拾う
 8  9票 幾度ものあなたの嘘も煮詰めよう真っ赤なベリーのジャムになるよう
 9  5票 色を知らぬ人に教ふるならばその胸の奥にて脈打てる赤
10  9票 重い朝マグに残った口紅が赤いハートだ きっといい日だ
11  3票 木々がみな赤くなる頃誕生日迎える君の名には明の字
12  6票 暮れがたの津波まだ見ぬ元旦の蟹の爪先みな赤かりき
13  8票 剣山のごときおしべを突き刺して赤椿の火雪を燃やしぬ
14  5票 コンクリのビル影に咲く冬の赤そこだけ温度の上がる気がして
15  4票 こんなにも小さき母に赤とんぼ汝(なれ)の後ろの正面だあれ
16  1票 再試験再々試験その上に下駄を履かせし赤き鉛筆
17  4票 「サンタさん」すれ違いざま子は呼びぬ赤いコートも着ておらぬ吾を
18  8票 蛇口から滴る水に赤い舌 猫は留(とど)まらないもの愛す
19  5票 出張の多さを君に咎められそっと差し出す「赤福」大使
20  5票 春泥につけ爪一つぬらぬらと赤銅色の瞋恚(しんい)を燃やす
21  1票 少しでも残すは無駄と人参がホワイトシチューをまっ赤に染める
22  2票 背中合う危険の色か身を守(も)るかわたしの身内(なか)をつねめぐる赤
23  2票 中学のころヤンキーに赤兎馬と呼ばれて夜を駆けたチャリンコ
24  1票 追儺式赤鬼青鬼暴れたり方相氏来て追い払わるる
25  5票 曇天も母の家へと行く朝赤いマフラーぎゅぎゅっと巻きぬ
26  5票 昼メシに金曜と知るカレー喰うあと一回で赤道越えだ
27  4票 頬はつか赤らめ遠き日の恋を語る可憐な八十歳はも
28  6票 ほの赤くかすかに透けた柔肌の君はふしぎな果実なんだね
29  2票 滅びゆく赤色巨星は冬の雄 まはる地球に季節は巡る
30  0票 リストカットや場所にかつてまつ赤な血が流れてゐたり 鳩は来たのか


posted by かりんネット歌会 at 17:03| 選歌票数結果

2023年12月18日

選歌投票結果の発表

お待たせしました、投票数の発表です。
ここからコメント期間に突入です!

 1  6票「成り余れるところ」エコーに判明す君は極月我が裔(すゑ)に来よ
 2  4票 空気読む慣習はびこるわが国の若き裁判官の後悔
 3  4票 A判定模試でもらつて笑まふ児のやうに誇らし定期健診
 4  3票 停戦の判断できぬ人がいる医師団の叫び月は見ている
 5  3票 青空に未だ五分咲きのツワブキの花冬の気配判別できずに
 6  1票 事務時代判押しマシーンが欲しかった今はマシーンに「仕事ください」
 7  1票 裁判もあらずに(死刑宣告で)Cross架かるる・・・連鎖とめゆかむ
 8 15票 大判の母のショールに入(はい)り込み雪虫のこと聞いた遠い日
 9  7票 カフェオレとカフェモカの差違ささやかな判断力を試されてをり
10  9票 百円の大判焼きを幸せの味と思へる幸せがいい
11  4票 うすがみに包まれ熱い大判焼 白い息さえ彩っていく
12  2票 死ぬまでに読めるだろうか文庫本七巻組の『純粋理性批判』
13  6票 判断を子に言えなかった冬の日の布団は干して叩かず仕舞う
14  4票 間違った判断なのか黙り込む 言葉がひとをむつかしくして
15  3票 つらい記事遺族の言葉に涙する京都アニメの裁判続く
16  2票 時代劇の小判を噛むよう慎重に奥歯に挟む上司の小言
17  3票 一つずつ星取り表に白黒の判子押したりひいきは柏戸
18  2票 判官びいきの冬のこころの関所へと人打つ音に雪ふりはじめ
19  7票 眼裏に確と景色は映るのにどこか判らぬ閑かな山河
20  5票 あの日君が詠みし歌には緋と闇と見え隠れせり判じ絵のごと
21  2票 キスアンドクライにて判定を待つ蒼白き顔光る双眸
22 15票 1冊だけ判型のちがう本みたいに思春期のわれはわれを思いき
23  2票 顔加工アプリで修整しちゃったら判らなくなる自分か誰か
24  0票 入籍のその日に君と手を取りて僕の判子ときみのハンコと
25  0票 女子アナの判別難しと言いし咎「これは誰?」とう妻の脳トレ
26  2票 マグマなる小豆へだてる薄皮の大判焼きは冬のごほうび
27  1票 判然と出来ない世界を彷徨へる『あおくんときいろちゃん』はみどりに
28 14票 休火山のごとく静かに待っている抽斗の奥の旧姓判子は
29  1票 判定はA模擬試験の結果受け我が海馬にケーキをあげよう
30  4票 「しゃーない」と獅子になれない猫たちは賛成票に判断くだす
31  6票 判断の苦手な儂が直ぐ決めた女房にいまは敷かれつぱなし
32  7票 あかときの夢の判断つかぬまま君の夢へとまた辿る夜半


posted by かりんネット歌会 at 22:39| 選歌票数結果