2021年06月18日

選歌投票結果の発表

お待たせしました! 投票数の発表です。
ここからコメント期間に突入ですよ〜

1   6票 あのひとに触れて夜風はめぐりきてわたしの夢の奥から滝音
2   2票 鼻先に切り分けられて次々にうねり渦巻く風、頂
3   1票 蛞蝓に君も死ぬのと尋ねられ「風」のごとくに片頬で笑む
4   6票 言い過ぎてしまった夜は思い出すあなたの胸の防風林を
5   1票 「来世は風」失せゆく視力も聡明な女(ひと)と水無月の風をわけ合う
6   5票 青春って風だったねとふり返る波打つ老いに身をよじりつつ
7   9票 風呂場よりいつもの歌が聞こえぬ夜今日学校で何がありしか
8  10票 真闇より取りいだすとき風鈴の裡をあふるる夏の産声
9   5票 除菌せしのちにカーテンレールへと吊るす厄除だるま風鈴
10 11票 父さんはしろくかぼそくなり風にまもなくのるよ たんぽぽなんだ
11  3票 ライラックの匂い泡立つ花房をはつかに揺らす六月の風
12  3票 興味ある人は噂で風にのる私はハコベ揺らされもせず
13  5票 家持のこころ知りたし越の国単身赴任(ひとりきたりて)東風(あいのかぜ)嗅ぐ
14  1票 心眼を開きてめざせ日の本へ鑑真の意気風浪しづむ
15  1票 千葉に顕(た)つアフリカの風豊かなる孤に蛇を呑むミナミジサイチョウ
16  8票 はつなつのマーガレットを描く君のスケッチブックのなかに吹く風
17  3票 黒南風の水時計流るさぁさぁと去年と異なる夏のかたちへ
18  4票 連休中の保育所の庭に立つ手を繋ぎたがる風が待っていた
19  0票 青空は暴風雨と化す飛び込んで長靴じやぶんと打つ水たまり
20  0票 六階の部屋に入りきてふっくらと風を孕みて靡くカーテン
21  4票 逆光に日傘の女(ひと)はふりかえり夏草の風にスカーフの舞う
22  2票 涼風の静かに入る三角窓の夕映え見つめ互みに黙す
23  5票 青い鳥が南の窓から迷い込み羽根いちまいの風が残った
24  7票 風船ガムが割れてしなびるそのあいだ耳からとんでくみつばちの群れ
25 11票 がんなのにイルカのように泳ぎたい風がしずかに泣きだす海を
26  5票 青空も若葉を揺らす風もなく祭り囃子も聞こえぬ五月
27  1票 落葉松の芽吹く林を歩みつつ風を抜けると雪の甲斐駒
28  4票 海風も山風もなきこの街に今日もビル風に抗いて生く
29  3票 とほからず変はるなるべし風向きのま白なる紙飛行機のため
30  4票 赤みその風味よろしきしじみ汁 山椒の新芽ひとつ浮かべて
31  5票 かつて〈 ヒト 絶滅危惧種 〉と記されし熱風の星ブルーマーブル廻る


posted by かりんネット歌会 at 20:29| 選歌票数結果

2021年05月18日

選歌投票結果の発表

お待たせしました!投票数の発表です。
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             詠草一覧(カッコ内は直前の語のふりがなです)

1  連綿の墨跡なぞり在りし日の寡黙なる師の面影しのぶ 6票
2  記憶から色を消しゆく春のあめ父の記憶は海に連なる 16票
3  連なりを一枚の葉見上げ思うとき地球最初の朝焼けに逢う 3票
4  連翹の黄色がうかぶ亡き父の育てた庭の 優勝しました 1票
5  雪原に貨車を連ねてひた走る駅前広場の汽車は夢見る 3票
6  光量子連なる空のしづけさに鯉は泳げず地に尾を垂れて 4票
7  母に連れられ背の高き小学生泣きなき校門くぐる九時すぎ 5票
8  粘りける連雀のフンだらだらり延びてコロナ禍二年目の春 1票
9  負の連鎖止めるすべなし政治家は穴にこもりて風向きをよむ 5票
10 連なる綿花畑の白い涯にある暗灰の街 撃たれし少年 1票
11 つばくらめ連なりて飛ぶことのなきそのすずしさを貴石とも見ゆ 5票
12 サザンきいてサザエさんみて三連休行く先もなく過ぐ最終日 5票
13 白もましろに春雪連ね山聳ゆ  希望見果てぬ星に棲みけり 1票
14 感染者・ワクチン・五輪の未知数を解ける連立方程式欲し 5票
15 とおき日の連奏の譜面おもいたり二重虹かすか架かる朝明け 7票
16 さりさりと縒りのほどけて六連の淡水真珠はたなうらに跳ぬ 8票
17 満月の夜に吾の翳連れさらる月のうさぎは影でできている 4票
18 重ねても連ねても変わらない空でさんごの風をまといに海へ 2票
19 「連隊」と書かば本質見失はむ 一画一画兵思ひ「聯」 2票
20 上京の連絡船の甲板にすすりしうどんの夜風に辛し 7票
21 背番号「11」のタオルで応援す連休まるごと大谷翔平 3票
22 連休も呼び出しかかる医師の婿出産退院迎へに行けず 0票
23 ゆるやかな三連符を呑む雨樋のかかる鼓動をふるさとと思(も)ふ 6票
24 連れだってしらない町をさまよったあの頃二つのほうき星として 10票
25 運命は何処にもあらずとたんぽぽの綿毛は風と連弾をせり 4票
26 おひたしに鰹節(かつぶし)かけて食(は)む夕餉報・連・相の日々を懐かしむ 6票
27 美味しいと連れて来られた予約席見知らぬ男笑みて手を挙ぐ 6票
28 連載の「夕日と拳銃」面白くルパシカみたいにシャツを着たっけ1票
29 毎朝の連続テレビ小説は大事な母のルーティンでした 2票
30 高原でコーヒーミルを回す音くじゅう連山朝を吸いこむ 5票
31 さびしがる心に永く飼っていた緋連雀一羽逃がすはつなつ 12票
32 気がつけば幼稚園から連んでる君の名につくチャンは変わらず 5票

posted by かりんネット歌会 at 19:24| 選歌票数結果

2021年04月18日

選歌投票結果の発表

お待たせしました。投票結果です。
このあと、コメント期間に突入します!

1  18票 きみからの言葉がこぼれていたのだろう電話ボックス跡の蒲公英
2   2票 川べりの桜は川へ迫り出せり桜は桜の自負を持ちて咲く
3   1票 桜散り焼け跡に独り蹲りどん底の底で見上ぐ満月
4   3票 薫風に揺れつつひらくハナミズキ眩し過ぎるよ今の僕には
5   4票 安住の地などはないと旅をする高砂百合は知っていたんだ
6   1票 小花つけて露に色へるポーチュラカわが目を引きてけれんみあらず
7   0票 桃花笑むくれなゐに染み虹見上ぐ雪消しの雨邪鬼追へかしと
8   1票 山道の緑の小花の鬼縛りゆつくり歩く我を後押し
9   6票 青空を恋しと見上ぐる姿して極楽鳥花は丘に群れ咲く
10  4票 タンポポのポポ摘んだよと笑む君の差し出す綿毛拐かす風
11  1票 背中向けかすかな寝息の寅さんにリリーはつぶやく 〈一緒になろうか〉
12  1票 目をつむり抵抗思いぬ周庭の やがて芽吹かん雄花の原は
13  8票 垂線を真中に秘めてやはらかき杜若かなオードリー・タン
14  4票 木蓮の花よりちいさな小鳥から湧きいずるうた春をとよもす
15  6票 酔いながら桜木掴みぶら下がり折ってわたしは故郷捨てる
16 18票 ラフレシアみたいな花丸もらいたり口数少なき吾子の作文
17  1票 春夜雨(はるよあめ)つつじの花を落としいく告げるべき言葉とり残されて
18 11票 自転車の速度で過ぎてゆく春はちりんちりんと鈴蘭ゆらす
19  0票 寧ろわれが旅の果て春にたどり着き「お帰り」とつつじみずき咲く道
20  3票 薔薇のさだめに生まれなかったぼくたちの食卓に散る納豆の糸
21  9票 告白の眠れぬ夜を咲いていた月下美人のさびしさに会う
22  3票 花の名を選ぶは難し君の名が心の中を占めているから
23  2票 ビル風にみな散りとみせておおかたを残すサクラよおぬしなかなか
24  2票 からすうりその名の由来知りたしと思へど白き花見て足れり
25  7票 春の日の胸の鳴る音きゆんと知る昭和の『別冊マーガレット』に
26  4票 どこからか来て老い母の庭に咲く菫、花韮、紫華鬘(むらさきけまん)
27  2票 野うさぎとデルフィニウムの布団カバーで少女のように眠れそうです
28  7票 八百年死ねざるをみなの業の火や 八重の椿の赤の黒かり
29  0票 早春の仄かな回路もくれんの花に百合根の甘み思おゆ
30  5票 かきよせし君のかしらの冷たさに薔薇ちりそむる棚のにほへり
31  7票 なき父のこゑ聞くやうにしろしろと葉陰にひらく泰山木は
32 10票 吹きすさみふるふ梅が枝細かりき母に触れえずひととせの過ぐ
33  5票 軒下にたばこ燻らせいる人の肩に茉莉花ふれそうにあり
34  3票 籠るより術無き想い満天星の鈴なす花に祈る夕暮れ
35  6票 白梅のにおう日暮れに段ボール破る音する家の中から


posted by かりんネット歌会 at 21:29| 選歌票数結果