2022年05月11日

詠草一覧・選歌案内

令和4年第5回のかりんネット歌会には、25首が寄せられました。
今回もたくさんのご応募ありがとうございます!
さて、ここからが本番です。

それでは、これから次の順で進めさせていただきます。

@選歌投票(5月17日まで):出詠されたeisoのアドレス宛に、@氏名、Aよいと思った歌5首の番号、をお送りください(投票受領の返信は省略させていただきます)。投票結果はコメント前に公表します。
A各歌についてのコメント(5月30日):一気に行います!
B全体的コメント:編集委員、選歌委員のコメント・アドバイス。
C作者名発表:5月31日の予定です。

★ご注意 コメント欄に歌の投稿、選歌をしないようにお願いします。
必ず、以下の送付アドレスまでお願いいたします。
web_kakai_eisou★karinnokai.net(★を@に変えてください)

             詠草一覧(カッコ内は直前の語のふりがなです)
1 形から抜け出たひとが風となり夜な夜な集う三角公園 
2 しばらくは距離をおきたい人のことこころの形がうまく見えない 
3 うつくしき形顕す花々の生命(いのち)描かむ蝶を友とし 
4 義姉逝きし「使ってくれ」と兄の言い形見の皿もみととせ過ぎる 
5 いもうとの人形遊びのおかあさん演じていつも母をまってた 
6 銀の杖白髪なびかせ<ロケン・ロール>裕也は生きた不良の形(かた)を
7 通院の予定立て込み調整に手帳活躍思わぬ形で 
8 どのような形容詞でも現せない桜が光り一斉に散る 
9 受け入れて楽しむ我らのためにあるいろんな色や形のマスク 
10 銭形のとっつぁん昭和ヒトケタで「ごらぁっ」と独り荒野を駆ける 
11 この世では叶わぬものを恋という翁の言えば愛も形無し 
12 焼かれゆくピザのチーズは何に似て形を失くすかたちあるもの  
13 葉書では足らぬ手紙を書きなおす便箋用のひな形にして 
14 おにぎりの形は丸や三角があるけどみんな母のハートだ 
15 藍に咲くヤグルマギクの相似形愛の矢放て全方位へと 
16 夕映えの石塀わたる兄弟の生身をよぎるすべての樹形 
17 形容詞要らぬ事実(ファクト)で答えよと苛む長(おさ)に吾(あ)もなりぬ  
   とや                       
18 三十一文字の器形(うつわ)となれる魂に不可思議の影ゆうらりよぎる 
19 恐ろしい形相をして仏とう鬼ではないか 人には〈鬼〉を 
20 心にも形状記憶あるならばみどりの森の白高き朴
21 山形の人間将棋の駒達は自分の意志で動けざりけり 
22 形から入る悪癖求愛の鳩のダンスを凝視しており 
23 肌と肌  グリーンランドの氷床の形くずれゆく薄暮の時間 
24 人道と非人道の間(ま)に原形を留めぬ生活(たつき)と命積みゆく
25 ちさき手の裂きしカードはふるへをる心の形ひらがなの散る

※一部の方に詠草受領のご返信が遅くなりご心配をおかけしております。
 メールソフトの不具合か、返信のみできない状態です。もし歌の漏れや誤字等の誤りが
 ございましたらお手数ですが、中山にお知らせください。
 ご迷惑をおかけいたしますが、ご協力をお願いいたします。
  かりんネット歌会 中山洋祐
posted by かりんネット歌会 at 00:00| Comment(0) | 詠草一覧

2022年04月11日

詠草一覧・選歌案内

令和4年第4回のかりんネット歌会には、27首が寄せられました。
今回もたくさんのご応募ありがとうございます!
さて、ここからが本番です。

それでは、これから次の順で進めさせていただきます。

@選歌投票(4月17日まで):出詠されたeisoのアドレス宛に、@氏名、Aよいと思った歌5首の番号、をお送りください(投票受領の返信は省略させていただきます)。投票結果はコメント前に公表します。
A各歌についてのコメント(4月18〜29日):一気に行います!
B全体的コメント:編集委員、選歌委員のコメント・アドバイス。
C作者名発表:4月30日の予定です。

★ご注意 コメント欄に歌の投稿、選歌をしないようにお願いします。
必ず、以下の送付アドレスまでお願いいたします。
web_kakai_eisou★karinnokai.net(★を@に変えてください)

             詠草一覧(カッコ内は直前の語のふりがなです)

1  マスクするメガネが曇り前見えぬ「曇り止めする」と張り紙をした
2  美しい人の裏切る眼差しを羨しく見ている関ケ原にて
3  見えぬとは見ようとせずに済ますことしかと見るべし人の仕業を
4  寝たきりの母を見舞いに来てくれし人またひとり先に旅立つ
5  見えにくく聞こえにくくも老いの身に河口のように時は流れぬ
6  大楠の枝葉の間に見える空 戦さの記憶消したよと父
7  見ぬうちに値上げ値上げの続きをり給与据ゑ置き頭あがらず
8  見るだけに使っていたが僕の目は何か語るや妻が笑みをり
9  それぞれの眼玉が別の馬を見るものとして馬駆け抜けてゆく
10 白バイが見張っていること思いだすスピード出やすきこの道の先
11 蜘蛛の巣に力尽きつつ空を見る蝿の脳にも神は点るか
12 戦争を見ているカメラで戦争を観ている春のけぶりのにおい
13 春の辺に物見櫓は立てられて手庇に降る灰の白さよ
14 組合の歓迎コンパに沖縄を熱く語れり未来は明るく見えた
15 しぶき浴び母が帷へ手をのばす裏見の滝は彼岸と此岸
16 お見舞いに来てくれた貴女が先に逝き私はカオスの今を生きている
17 ゲルニカの涙落つるやウクライナ見渡す限り黒こげの街
18 見果てぬ夢思い月夜の道を行く赫夜姫(かぐや)は母国へ帰ったろうか
19 雲見んと仰げばふるりと佇みて息あはあはと昼の三日月
20 たましいが抜けてしまって今ここに見えているのは〈コピーロボット〉
21 底知れぬ絶望のような闇に在れど犬は見るとう確かな光
22 この星の連帯責任負ふものへあはれむやうに降る夢見草(ゆめみぐさ)
23 仰ぎ見る半月のさめざめとして老いた頬白鮫の遊泳
24 「体育」は見学ばかり やうやくに参加したればビリに居残り
25 友人も我もまた皆見合ひ婚あくがれつつも時代は遠き
26 桜木を折って散らした君を見て心も花も風に飛ばされ
27 春の夜のミシン黒糸で黒地縫う 銀針刺し進む見えぬ葬列


posted by かりんネット歌会 at 21:12| 詠草一覧