「かりんネット歌会2025 vol.12」
1 増子拓己 「戦(いくさ)とは彼我の正義の相克」とヤン・ウェンリーは頭掻きつつ
2 槙奈々帆 急ぎ足で色づく街並み赤、黄色 めぐる季節の義理がたき秋
3 田浦 将 かみほとけ信じる主義です疑いを貫くぼくを信じないから
4 あづま洋子 義のもとに殺す者あり死ぬ者ありただ声もなく雪の深夜を
5 蚫谷定幸 義務じゃなく芸の稽古は自発的意志でやるべし!君の為です
6 吉岡健児 血縁の無きつながりを義父と呼び義母と慕ひつ身罷るまでは
7 夏目たかし 古希過ぎてこの世の義理を果たすのはおろかに無駄と週刊誌の言ふ
8 橘 まゆ 苔玉を水にひたして二度寝するものぐさ主義です真昼のをんな
9 岩谷富紀子 寂しさを埋めていたのかスケッチブックに義母の遺しし花の絵やさし
10 國島智香子 ザリザリと削る墓石回向院お金が貯まる?義賊御利益
11 嶌菜穂子 さわらせてもらう義足と断端にパラアスリートのまろき靱あり
12 辻 裕弘 シベリアゆ還りし義父はふたとせの月日語らぬことで語りぬ
13 市川多紀 高枝切り鋏を抱えて朗らかに墓掃除に来る義理のいもうと
14 辻 聡之 多義的なわたしに紺のストールをかけてそれより雪の気配す
15 吉村享子 騙されし人には義援金はなくさらに傷つく言葉のみ来る
16 若槻真美子 たれもみな義士となるかなかんばせを伏せて師走の始発に黙す
17 宮崎 浩 どの国も聖戦といふ戦争に正義などなくもとむ懺悔者
18 中村暢夫 治定には疑義があるのに安閑と某宮内庁のイワシのあたま
19 梅原秀敏 ひたひたと満潮のごと周到な偽情報が正義をあおる
20 遠音 ピーラーのやうなる湾曲不思議なる義足はなめらかに疾走す
21 早川成美 室町の足利将軍義だらけ義満義政義輝義昭
歌会ご参加(出詠・コメント・観覧)の皆様、ありがとうございました。
この記事にはコメント欄を設けますので、言い残したことや感想などにお使いください。
2026年よりネット歌会は隔月開催となります。
次回は2月となりますが、またお気軽にご参加ください。
(現在の記事は2ヶ月ほど公開いたします)
2025年12月30日
作者一覧を発表いたします。
posted by かりんネット歌会 at 15:57| Comment(4)
| 作者・詠草一覧
10月から参加させて頂いているV欄の國島智香子と申します。
吉村さん、中村さんに誘って頂いて新しい学びの場の心地よさを感じました。
中山様、辻󠄀様。お忙しいなかネット歌会の運営ありがとうございます。
ネット歌会の心地よさはお二方のご尽力あっての賜物と心から感謝申し上げます。
また、稚拙な私の歌にコメントをくださった皆様直接お礼を申し上げることができませんでしたが、ありがとうございました。
中山様、辻󠄀様、皆様。良い年をお迎えください。
また来年もどうぞ宜しくお願い致します。
國島智香子
(國島様、11月の私の馬の歌はまさしく皐月賞ゴールドシップの歌です、コメント嬉しかったです)
午年もどうぞよろしくお願いいたします。
いつもお世話になっております。
そして歌評を下さった皆さま、
ほんとうにありがとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。