2025年05月18日

22〜25番の歌

22〜25番の歌にコメントお願いします。

22 国産の檸檬の皮と茶葉とお湯今日の水筒すこし贅沢
23 雲南の霧の高地に葉を伸ばしプーアル茶の原種遥かに目覚める     
24 『ケリー・ブルー』流れる喫茶店にゐるカプチーノの泡消え失せるまで 
25 中国茶専門店の丸窓のかたちに繁る蔦のさみどり  
posted by かりんネット歌会 at 00:00| Comment(13) | 詠草
この記事へのコメント
25.
新緑を愛でながら、喧騒を離れた通りを散歩していたら、丸窓の形に繁る蔦の緑がひときわ目に入ってきた。その丸窓は中国様式の特徴ある物で中国茶専門店とわかる。伝統ある中国茶を売っている店とさみどりから伺える新緑の対比が素敵だと思いました。気持ちの良い散歩をして発見したこのお店に入ってみるのか?入ってみたら試飲をさせてもらいながら体調について話をしたりして、、、。など想像が膨らみました。
Posted by まれよ at 2025年05月19日 12:56
25 中国茶専門店の丸窓のかたちに繁る蔦のさみどり

古典的な中国建築の丸窓の造形と“蔦のさみどり“が相まって、声に出して読んだ時のサラリとした心地よいリズムも、新茶の香り立つ5月の爽やかさに呼応して素敵です。
Posted by 槙 奈々帆 at 2025年05月19日 14:09
22 国産の檸檬の皮と茶葉とお湯今日の水筒すこし贅沢

自己満足に近くても確かに心豊かになる時間はあり、これは若い頃には意識できなかった感覚です。
普段使いの茶葉に今日は“国産の檸檬の皮“を加える作者の思いに、少々高くても国産品を応援する気持ちや安全性の重視など、どこに価値観を置くか変わってゆく自分自身も振り返りました。
Posted by 槙 奈々帆 at 2025年05月19日 14:14
25番
台湾の九份を想像しました。坂道にある茶房の丸窓にからまる緑の蔦。5月の爽やかな気配まで感じられ、結句がとても良いと思いました。台湾の5月はたぶん真夏の暑さだとは思いますが。
Posted by 岩谷富紀子 at 2025年05月19日 15:26
九份が文字化けしていました。
Posted by 岩谷富紀子 at 2025年05月19日 15:28
九ふん
Posted by 岩谷富紀子 at 2025年05月19日 15:33
25番歌 中国茶専門店の丸窓のかたちに繁る蔦のさみどり

一読して、とてもさわやかな歌に惹かれました。説明にはじまり、そして結句で「蔦のさみどり」の情景へと着地する感性の瑞々しさ。歌を味わう読み手にも、さわやかな後味を残す一首。
Posted by 橘 まゆ at 2025年05月20日 22:16
24番歌。ウィントン・ケリーの名盤。古いジャズの愛好家であることがしのばれます。曲を聞いただけでアルバム名が想起できるほど愛聴してきたことも。下句は長い時間を過ごしたことを表現しているのだと思いますが、曲に聞き入っていて、気が付いたら泡が消えていたということなのだと解しました。
Posted by 田浦将 at 2025年05月22日 17:24
24 『ケリー・ブルー』流れる喫茶店にゐるカプチーノの泡消え失せるまで

作者の行きつけの喫茶店なのかなと想像しました。『ケリー・ブルー』が流れることを知っていて、或いはリクエストして、ゆっくりと楽しんでいる様子が浮かびます。ジャズとカプチーノの取り合わせも良いです。昔の思い出に浸っているような。
Posted by 吉村享子 at 2025年05月24日 11:48
24 『ケリー・ブルー』流れる喫茶店にゐるカプチーノの泡消え失せるまで

私は些少ジャズには詳しいので、ケリー・ブルー、は何度も聴いたことがあります。
また、某所のジャズ喫茶、ライブハウスにも足を運んでいました。ジャズピアノは好きなので、ビル・エヴァンスから聞き始めました。
私も、コーヒー一杯でずっと粘っている客だったのですが。
下句のカプチーノの泡消え失せるまで、が良いですね。
Posted by 蚫谷定幸 at 2025年05月26日 16:02
25.「蔦のさみどり」という表現がぴったりくる情景で、静かで明るくて、丸窓の向こうの奥深さも想像させる美しい歌だと思いました。
Posted by 市川多紀 at 2025年05月30日 21:14
22 国産の檸檬の皮と茶葉とお湯今日の水筒すこし贅沢

「すこし贅沢」の基準が素敵だと思いました。
いつものお茶の葉を仕込んだ水筒に、国産檸檬の皮を足すという贅沢。いざ飲むときの味への期待も高まっていきます。


23 雲南の霧の高地に葉を伸ばしプーアル茶の原種遥かに目覚める     

はろばろとした詠いぶりに惹かれました。
お茶で有名な、中国の雲南省の高原。「霧の」「葉を伸ばし」という具体が、瑞々しい現地の気配を伝えてきます。
結句の「遥かに」は、初句の地理の描写があるので不要かな?と思ったのですが、読み返してみて、これが肝の部分なのだろうと思い直しました。
いつか私の喉を潤すまでの遥かな時間、距離。


24 『ケリー・ブルー』流れる喫茶店にゐるカプチーノの泡消え失せるまで

下の句の描写がいいですね。音楽も、カプチーノの泡も、やがて消えてゆく儚いものだけれど、私の心をふるわせ、潤してくれる。
静かに聴き入っている気配が伝わってきます。


25 中国茶専門店の丸窓のかたちに繁る蔦のさみどり

「さみどり」が繁る、という言い回しが素敵です。ひらがなにして最後に置いたところも効果的だと思います。
お店の全景から丸窓の蔦へとクローズアップしてゆく展開も印象的で鮮やかです。
Posted by 遠音 at 2025年05月31日 03:20
中国茶専門店の丸窓のかたちに繁る蔦のさみどり

「かたち」に作者の今在るものへの慈しみの眼差しが重なります。それは気分を越えた作者の心のかたちでもあるのでしょう。
Posted by 中山洋祐 at 2025年06月01日 10:04
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