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2022年12月18日
7〜9番の歌
7〜9番の歌にコメントお願いします。
7 喝采へ手のひらを返す晩秋を満天星(どうだんつつじ)まつ赤にもえて
8 かの星のぶれざることの尊ければわが北極星はいづこにありや
9 かみの世の翼竜なりしわれもゐて大き星墜つる昨夜(きぞ)の幻
posted by かりんネット歌会 at 11:56|
Comment(8)
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詠草
この記事へのコメント
7 喝采へ手のひらを返す晩秋を満天星(どうだんつつじ)まつ赤にもえて
喝采へ手のひらを返すは、サッカーW杯で日本が予想以上の躍進したことを言われているのかと読みました。(違っていたらすみません。)そのW杯で盛り上がった晩秋というのがとても良く、喝采の賑やかさと晩秋の静けさが対比のようで、満天星への転換も鮮やかな歌だと思いました。
8 かの星のぶれざることの尊ければわが北極星はいづこにありや
地球から見れば北極星は殆ど動くことがない。その性質を自分のぶれる気持ちと重ね合わせた所が上手くいっていると思います。尊ければが少し硬い感じがするので、もう少し言葉を直せるかと思いました。
Posted by コ力聖也 at 2022年12月20日 11:37
7 喝采へ手のひらを返す晩秋を満天星(どうだんつつじ)まつ赤にもえて
サムライブルー、W杯前のモリシ(愛称です)監督の評判は決して良くありませんでした。外国人監督にしないとダメたとか散々言われ、ご本人も辛かったと思います。ところが、ドイツ戦で勝った事で全てが変わり、世の中は手のひら返しをしました。結果が全てとはいえ。
今秋、津軽に行き、真っ赤に燃える満天星を見てきました。真っ赤に燃えるW杯で良かったと思います。ブラボー!!
Posted by 蚫谷定幸 at 2022年12月20日 23:06
8 かの星のぶれざることの尊ければわが北極星はいづこにありや
三浦しをんに『君はポラリス』という短編集があります。自分にとってのポラリス(北極星)を追い求める気持ちは、多くの人に共感を抱かせることでしょう。「尊ければ」まで言わなくても「ぶれざる」だけで、その尊さは伝わるかな、と思いました。
9 かみの世の翼竜なりしわれもゐて大き星墜つる昨夜(きぞ)の幻
6500万年前の巨大隕石の落下による恐竜絶滅をイメージして作られた一首かな、と思って読みました。大きく光る流れ星を見たことが、遙かな時空に「翼竜」であった自分の記憶を呼び覚ます、という壮大な空想力にとても魅了されました。「ゐて」がどこなのか少しあいまいなので、「われも見し」などとしてもよかったかもしれません。
Posted by 松村由利子 at 2022年12月21日 21:34
7 喝采へ手のひらを返す晩秋を満天星(どうだんつつじ)まつ赤にもえて
今回のワールドカップは好勝負が多く楽しめました。世間が大きく手の平を返したのはコスタリカに負けたときとスペインに勝った時と思いました。さすがにクロアチアに負けた時は皆、賞賛で納得したのは何よりでした。
「手の平を返す」は「手の平返す」でいかがでしょうか?
Posted by 夏目たかし at 2022年12月22日 21:24
9 かみの世の翼竜なりしわれもゐて大き星墜つる昨夜(きぞ)の幻
一首、松村さんの書かれている通り、隕石の大衝突、その後の恐竜の絶滅(ほんとは絶滅はしていないのですが)のイメージから作られているのだと思います。
「幻」としたことで、すこし現実との辻褄が合いすぎてしまったかもしれませんが、僕の好きな歌でした。
Posted by 大井 at 2022年12月23日 17:52
9番:翼竜として隕石衝突を体験したという夢。目が覚めた時、リアルな体感が尾を引いてドキドキすることがあります。現実に戻っても「大き星堕つる」不吉な感覚が残っているような。
Posted by 東 洋子 at 2022年12月28日 09:08
9 かみの世の翼竜なりしわれもゐて大き星墜つる昨夜(きぞ)の幻
〈われ〉はその昔、翼竜だった。そんな翼竜の〈われ〉の上に大きな星が落ちてくる幻を昨夜はみてしまった。戦争、コロナと不安と緊張に満ちた時代を生きる恐れの反映だろうか。翼竜も恐竜などと同じ白亜紀末に巨大隕石が落ちてきた因で絶滅したと言われているが、昔、翼竜だったという飛躍が、まさに我が身に起こるような危機感を呼び込んでいるのだろう。
Posted by 鹿取未放 at 2022年12月28日 22:24
9 翼竜なりしわれ、が隕石が落ちてこの世が滅びるところをみているという幻想的な光景がとても素敵でした。恐竜時代の終焉に今の世の中の混沌を重ね合わせていて、怖い内容ですがとても惹かれた歌です。
Posted by 服部明日檜 at 2022年12月29日 11:51
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喝采へ手のひらを返すは、サッカーW杯で日本が予想以上の躍進したことを言われているのかと読みました。(違っていたらすみません。)そのW杯で盛り上がった晩秋というのがとても良く、喝采の賑やかさと晩秋の静けさが対比のようで、満天星への転換も鮮やかな歌だと思いました。
8 かの星のぶれざることの尊ければわが北極星はいづこにありや
地球から見れば北極星は殆ど動くことがない。その性質を自分のぶれる気持ちと重ね合わせた所が上手くいっていると思います。尊ければが少し硬い感じがするので、もう少し言葉を直せるかと思いました。
サムライブルー、W杯前のモリシ(愛称です)監督の評判は決して良くありませんでした。外国人監督にしないとダメたとか散々言われ、ご本人も辛かったと思います。ところが、ドイツ戦で勝った事で全てが変わり、世の中は手のひら返しをしました。結果が全てとはいえ。
今秋、津軽に行き、真っ赤に燃える満天星を見てきました。真っ赤に燃えるW杯で良かったと思います。ブラボー!!
三浦しをんに『君はポラリス』という短編集があります。自分にとってのポラリス(北極星)を追い求める気持ちは、多くの人に共感を抱かせることでしょう。「尊ければ」まで言わなくても「ぶれざる」だけで、その尊さは伝わるかな、と思いました。
9 かみの世の翼竜なりしわれもゐて大き星墜つる昨夜(きぞ)の幻
6500万年前の巨大隕石の落下による恐竜絶滅をイメージして作られた一首かな、と思って読みました。大きく光る流れ星を見たことが、遙かな時空に「翼竜」であった自分の記憶を呼び覚ます、という壮大な空想力にとても魅了されました。「ゐて」がどこなのか少しあいまいなので、「われも見し」などとしてもよかったかもしれません。
今回のワールドカップは好勝負が多く楽しめました。世間が大きく手の平を返したのはコスタリカに負けたときとスペインに勝った時と思いました。さすがにクロアチアに負けた時は皆、賞賛で納得したのは何よりでした。
「手の平を返す」は「手の平返す」でいかがでしょうか?
一首、松村さんの書かれている通り、隕石の大衝突、その後の恐竜の絶滅(ほんとは絶滅はしていないのですが)のイメージから作られているのだと思います。
「幻」としたことで、すこし現実との辻褄が合いすぎてしまったかもしれませんが、僕の好きな歌でした。
〈われ〉はその昔、翼竜だった。そんな翼竜の〈われ〉の上に大きな星が落ちてくる幻を昨夜はみてしまった。戦争、コロナと不安と緊張に満ちた時代を生きる恐れの反映だろうか。翼竜も恐竜などと同じ白亜紀末に巨大隕石が落ちてきた因で絶滅したと言われているが、昔、翼竜だったという飛躍が、まさに我が身に起こるような危機感を呼び込んでいるのだろう。