2022年10月18日

1〜3番の歌

1〜3番の歌にコメントお願いします。

 1 ふうわりと浅葱斑(アサギマダラ)に乗り移り逝きし師は今天へ飛びゆく

 2 この糸を切ってしまえば飄々とわたしの天上大風はゆく

 3 天人の心とらへし寄席のネタ円楽師匠話芸おとろへず


posted by かりんネット歌会 at 23:09| Comment(8) | 詠草
この記事へのコメント
2 この糸を切ってしまえば飄々とわたしの天上大風はゆく

「天上大風」が、単に言葉を切り取るだけでなく、良寛の故事と巧みに絡んでいる点が印象的でした。
「この糸」が何か。このことを、読み手がそれぞれの境遇に引き付けて鑑賞できることが、共感を呼びやすい一首になったものと思います。
Posted by 東山研司 at 2022年10月22日 21:20
1 亡き師は浅葱斑が好きだったのでしょうか。それとも何か思い出があったのかもしれません。たぶん作者は浅葱斑を見る度に師を思い出すのだろうと思います。ふうわりという表現で飛んでいるさまが見えるようでした。
Posted by 服部明日檜 at 2022年10月22日 21:26
 2 この糸を切ってしまえば飄々とわたしの天上大風はゆく

「天上大風」は、良寛禅師が凧に揮毫した墨書として有名ですね。ひょろりと見えながらも古典をしっかり学ばれた書はバランスが良く、優れたものです。私的な解釈では、世間とのしがらみを断ち切って、天上の風となり、凧となり、自由に空を泳ぎたい、自由に世を生きたい。そんな風に思わせていただきました。
Posted by 蚫谷定幸 at 2022年10月22日 22:50
1番歌 親しい人の不在はなかなか受け入れられないものですよね。蝶という人間界から遠いものに託したことで作者の整理しきれない思いがよく表現されたと思います。
Posted by 田浦将 at 2022年10月24日 10:04
2 この糸を切ってしまえば飄々とわたしの天上大風はゆく

今すでに「わたしの天上大風」は高々と空にある。「飄々と」ゆかせるために、糸を切ってしまいたくなるほど。糸の張っている感じ、そして切ってしまいたいと思う「わたし」の気持ち。歌の緊張感を保つ上の句が特にすばらしいと思いました。
Posted by 霧島茉莉 at 2022年10月24日 15:43
2 この糸を切ってしまえば飄々とわたしの天上大風はゆく

「この糸を切ってしまえば」がいいですね。はじめは不安かなと思いますが、読んでいくとそうではなく期待に変わる。そんな仕組みが巧みですし、悠々とした読後感が好きです。
Posted by 福島隆史 at 2022年10月25日 08:55
1 ふうわりと浅葱斑(アサギマダラ)に乗り移り逝きし師は今天へ飛びゆく

「逝きし師」が乗り移ったのが浅葱斑なのは、長距離を旅することで知られているからなのでしょう。
この浅葱斑の動きなどから、師を失った心の痛みよりは、透き通る切なさ、やわらかな悲しみがしんしんと伝わってきました。成し遂げて逝かれたからでしょうか。


2 この糸を切ってしまえば飄々とわたしの天上大風はゆく

一票入れさせてもらいました。
曇りなき開放感で満ちていながら一抹の不安も孕んでいるような、微妙な心情が感じられて惹かれた歌です。


3 天人の心とらへし寄席のネタ円楽師匠話芸おとろへず

故人への惜別の歌ですね。落語は聴かないので深読みできないのですが、「天人の心とらへし」ネタとはどの作品だったのでしょうか、気になります。「話芸おとろへず」にも、尊敬の念を感じました。
Posted by 遠音 at 2022年10月30日 23:27
3.その道を極めた人は天国に行った後でもその芸が衰えることはない。円楽師匠はじめ今まで逝かれた落語家の人々の顔がいろいろと浮かび一票入れさせて頂きました。
Posted by コ力聖也 at 2022年10月31日 14:41
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]