2022年10月18日

13〜15番の歌

13〜15番の歌にコメントお願いします。

 13 もう一度亡き父揚げたかきあげの天ぷら食べたい秋のはじめに

 14 天上に夢と悪とが交差せりロケット・ミサイル上がりぬ朝(あした)

 15 いつの日か交わる天などないことの眸がぐんぐんめり込んでくる


posted by かりんネット歌会 at 23:06| Comment(3) | 詠草
この記事へのコメント
13番歌 父親への思慕の念を、食べ物で表したことでより切実感が高まったと思います。結句がおとなしい感じなので、食材で秋を表しても良かったのかなと思いました。
Posted by 田浦将 at 2022年10月24日 10:06
15 いつの日か交わる天などないことの眸がぐんぐんめり込んでくる

神話のような迫力があります。何事からか目をそらさずに立ち向かう作者の心象でしょうか。交わる天は天体の運行に思えます。眸と星、太陽は時空を超えて人の運命と鏡のように感応しているのかもしれません。
Posted by 中山洋祐 at 2022年10月29日 22:45
14 天上に夢と悪とが交差せりロケット・ミサイル上がりぬ朝(あした)

ロケットというととっさに北朝鮮のそれが浮かんでしまうのですが、「夢と悪とが」で、宇宙を目指す方のものだと気づきました。
ロケットは大勢の夢を担った存在ですが、現実のしがらみや金銭も絡んでいるであろう辺りは多少の生臭さが感じられて、「天上」に人間の思惑がひしめいている気配を興味深く読ませてもらいました。
時事詠ではありますが、何十年か経った後でも意味のわかる歌になっていると思います。


15 いつの日か交わる天などないことの眸がぐんぐんめり込んでくる

一読、意味はすっと取れなかったのですが、心にささった歌でした。一票入れさせてもらいました。
「いつの日か交わる天などない」という否定がまず刺さります。よくある「この同じ青空の下にいる・繋がっている」というフレーズを裏切るような出だしに、切実さを感じました。
個人的には、核のスイッチ作動までほのめかしたロシアの大統領が浮かんだのですが、相互理解をはなから放棄している眸の血走った様子が脳裏に浮かびました。
「…天などないことの眸が」という文法的骨折が面白さを生むと同時に難解にしている気もしました。
Posted by 遠音 at 2022年10月31日 00:08
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