2022年09月18日

25番〜28番の歌

25番〜28番の歌にコメントお願いします。

25 冗談に見えても実に彼らふう「愛を米て」も「びじゅチューン!」も
26 たいせつに本音は米櫃の底へ埋め長月のむしの声に涙す
27 精米を終えて倉庫に夜を眠る新潟小国の秋の深まり
28 雀にはあらで烏の降り来たり神棚の米盛りたる塀に
posted by かりんネット歌会 at 00:00| Comment(6) | 詠草
この記事へのコメント
28 雀にはあらで烏の降り来たり神棚の米盛りたる塀に

塀に米を盛った作者のめあては雀。来たのは想定外の烏。烏は米を食べるのかは知らないが、おそらく烏のそばに雀はやって来ないだろう。神様の思し召し?「神棚の米」が皮肉的にも効いていると思う。
Posted by 中村暢夫 at 2022年09月21日 12:16
28 雀にはあらで烏の降り来たり神棚の米盛りたる塀に

なんだか、良寛さんのお話を彷彿させるような、一場面ですね。親鸞さんではありませんが、今生での鳥や虫達も、前世での親兄弟であったかもしれない、なので無闇矢鱈な殺生は慎むようにと、話がズレましたが、一種の放生会でもあるこの場面、思いもよらぬ鳥が来て驚いている作者の姿が温かく思い浮かびます。
Posted by 蚫谷定幸 at 2022年09月21日 17:42
26 たいせつに本音は米櫃の底へ埋め長月のむしの声に涙す

本音は言わずにそっとしまっておく、しかも米櫃の底にたいせつに。作者の生来の人生観か、それとも本音を言いたい感情を抑えてのことか。長月の長が効いています。
Posted by 福島隆史 at 2022年09月23日 12:06
27 精米を終えて倉庫に夜を眠る新潟小国の秋の深まり

「小国」がどんなところか実際に知らなくても、小さな山里を連想させる地名であり、雰囲気が出ていると思います。
「精米された米が倉庫で眠る」のか、「精米を終えた人がその後に倉庫で眠る」のか。情景的には前者が、文法的には後者が自然なようにも思いますが、いずれでもない可能性もあるかなと、少し解釈に迷うところがありました。
Posted by 東山研司 at 2022年09月24日 16:36
28.雀にはあらで烏の降り来たり神棚の米盛りたる塀に
初句から期待されていなかったていの烏へ無意識に肩を持ちたくなりました。でも「降り来たり」って、じゅうぶん作者も烏に感情移入している表現ではないでしょうか。初句はむしろ読み手に烏への同情を引くように仕向けた?など愉しく読みました。
この後烏は米粒を食べたのか?気になって、YouTubeで米を食べる烏の動画があるか検索してしまいました。食べてました。ほぼ一粒残らず。
うた全体が万葉集の浦島伝説の歌みたいです。物語めいて、でも飄々として。お米の匂いみたいな味わいを感じました。
Posted by 古川郁 at 2022年09月25日 21:45
25 冗談に見えても実に彼らふう「愛を米て」も「びじゅチューン!」も

ストレートな歌で、人によっては説明的に感じるかもしれませんが、なるほどなぁと思い、一票入れさせてもらいました。
「愛を米て」は知らなかったのですが、米米CLUBの歌だと知って納得。
この二つに共通するのは、奇抜さで耳目を引こうとしているのではなく、他人に変に思われたり嗤われることを恐れずに自分の感性をさらけ出している点かなと思います。「実に彼らふう」とやわらかくあたたかく寄り添っているところにも惹かれました。


27 精米を終えて倉庫に夜を眠る新潟小国の秋の深まり

茶色の紙袋に詰められたお米たちがどっかりと倉庫に積まれ、出荷を静かに待つ充足の気配が伝わってきます。
虫害や台風を乗り越えて収穫され、あとは新米を待ち望む人たちの元へ運ばれるの待っている、静かだけど満ち足りた時間。
結句は冬の予感も少し含んでいて、大きな季節の流れを感じました。
ただ、東山さんも指摘されていますが、「精米を終えて」は人間、「倉庫に夜を眠る」のは米、主語が二つ混在していて読み惑ってしまう点が少しもったいないと感じました。
Posted by 遠音 at 2022年09月29日 01:18
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]