2022年09月18日

10〜12番の歌

10〜12番の歌にコメントお願いします。

10 米作り田を守りしも病身の義兄は稲穂を寂しく見つむ
11 アレルギーに仕出しのおかず食べられず塩もて白米押して頂きぬ
12 無洗米のような若者あつめられ上司にゆるく濯がれている
posted by かりんネット歌会 at 00:00| Comment(9) | 詠草
この記事へのコメント
12 無洗米のような若者あつめられ上司にゆるく濯がれている

粗野なあるいは無垢な新入社員が上司の教育を受けて、次第に洗練され、あるいは個性がならされていく様子が皮肉や諧謔を交えて詠まれています。とても魅力的です。
Posted by 夏目たかし at 2022年09月21日 09:04
11 アレルギーに仕出しのおかず食べられず塩もて白米押して頂きぬ

アレルギーを持っておられた作者には食べられないものが多く、常時塩を携帯して掲載歌のように対応されていたのだと思います。大変な状況かと思うのですが、このお歌には悲壮感のようなものが感じられません。「塩もて白米押して」から具の入っていない塩結びが連想され、温かい家庭の味のように思われました。「頂きぬ」という丁寧な結句が私にそう感じさせたのだと思います。
Posted by 吉村享子 at 2022年09月24日 17:36
12 無洗米のような若者あつめられ上司にゆるく濯がれている

ジェネレーションギャップを軽みを入れて詠んだ歌なのかなと伺えます。若い頃に厳しくしごかれて、自分が上司になったら若者には自分たちの苦労は味あわせたくはないと思っていて、いざ上司になってみると、少し違和感を覚える。理想と現実との狭間が垣間見えるような気がします。
Posted by 増子拓己 at 2022年09月25日 07:47
12 無洗米のような若者あつめられ上司にゆるく濯がれている

ジェネレーションギャップを軽みを入れて詠んだ歌なのかなと伺えます。若い頃に厳しくしごかれて、自分が上司になったら若者には自分たちの苦労は味あわせたくはないと思っていて、いざ上司になってみると、少し違和感を覚える。理想と現実との狭間が垣間見えるような気がします。
Posted by 増子拓己 at 2022年09月25日 07:51
12 無洗米のような若者あつめられ上司にゆるく濯がれている

新入(若手)社員の線が細くてクセの無い同質な感じは「無洗米」のようであり、かつ、傷つきやすい彼らに上司は言葉を選びながら優しく指導(説教)する=「ゆるく濯」ぐのであろう。
今時の若者像の一端を米とぎの所作に託す、直喩・隠喩が自然体で見事。
Posted by 若槻真美子 at 2022年09月27日 23:40
12 無洗米のような若者あつめられ上司にゆるく濯がれている

 現代性、批評性があって面白く上手な歌だ。米という題詠で、こんな歌を思いつけるって見事だと思う。
 糠が付いていないので洗わなくてもそのまま炊ける無洗米は、洗練されていてITなども自在に操れる即戦力ある若者の比喩に、なるほどぴったりだ。しかしそういう若者はややひ弱で、指示を待ったり、すぐ他人に頼ってしまうこともあるのかもしれない。洗わなくてもすむ無洗米だが、上司はそんな米たちを何とか育てようと苦笑いしつつ濯いでいるという図だろうか。「ゆるく」の形容が効いている。
Posted by 鹿取未放 at 2022年09月28日 13:16
10 米作り田を守りしも病身の義兄は稲穂を寂しく見つむ

自然が相手の稲作は、カレンダーの日付ではなく天候や稲の状態を見て次の作業の時期をはかります。
「稲穂を寂しく見つむ」は、病気で農作業ができないことだけではなく、刈入れ時を今までの習慣で見定めてもそれが出来ない苦悩も感じられて、実感があります。
個人的には「寂しく」と感情を説明してしまっているのがもったいないと感じました。「寂しく見つむ」は意味が明確になりますが、余韻や読者の想像の余地が狭まってしまうのでは、とも思います。
Posted by 遠音 at 2022年09月28日 23:54
12「無洗米のような若者」という直喩が印象的かつ的確だと感じます。リクルートスーツに身を包み個性を押し隠したような若者たちが思い浮かびました。
この時代、上司もハラスメントやコンプライアンスを気にして、「ゆるく濯」ぐような態度をとらざるを得ないのも共感性があり、時代性をうまく捉えた興味深い歌だと思います。
Posted by 古河惺 at 2022年09月29日 19:00
12番:この歌を読むと「無洗米を濯ぐ」の反対「米を研ぐ」ことの意義(意味)を思わずにはいられませんでした。
力を入れて、ギュッギュと圧力をかけて、米と米を擦り合わせて水も変えて、そうして美味しいご飯になっていく。
無洗米は研ぐ必要がない、というか、従来の研ぎ方をしたらモロモロに壊れてしまいそうです。現在の新入社員の例えにピッタリだと思いました。
Posted by 東 洋子 at 2022年09月30日 02:21
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