2022年09月18日

1〜3番の歌

1〜3番の歌にコメントお願いします。

1 今年米供う父の忌空を縫う鳥黒々と飛行するなり
2 彼岸には半殺しぢやとおばば言ふ餅米潰せと鉢を持たされ
3 父のため一握りの米を粥して心はのこし職場に急ぐ
posted by かりんネット歌会 at 00:00| Comment(6) | 詠草
この記事へのコメント
2 彼岸には半殺しぢやとおばば言ふ餅米潰せと鉢を持たされ

祖母(おばば)の発言に孫が怯む様子と読める。孫(そして読み手)に「半殺し」は通じただろうか。下句の種明かしの説明が少なめで、怖い印象のまま?掲歌では米の潰し方だが、餡の作り方にも言うそうな。
Posted by 中村暢夫 at 2022年09月21日 12:09
3 父のため一握りの米を粥して心はのこし職場に急ぐ

ご高齢のお父様なのでしょうか。現在は、ヤングケアラーの人達、老老介護、お仕事を持ちながらご家族をお世話されている人は多いですし、掲歌はそれらと関連するかは分かりませんが、一握りのお米を急ぎ粥にしてお父様に、そして仕事へと、心はお父様に残るけれども、と作者の心残りの切なさを受け止め、拝読させていただきました。
Posted by 蚫谷定幸 at 2022年09月21日 20:47
3.ひと握りの米を粥にするとは、その分量からもお父様の加減もあまり良くないと想像できます。側にいてあげたいのだが仕事も休めない。心はのこし・・で作者の優しさが伝わってきました。
Posted by コ力聖也 at 2022年09月22日 21:25
2 彼岸には半殺しぢやとおばば言ふ餅米潰せと鉢を持たされ

イノセントなおばばが言う「半殺しぢや」がとてもリアルで、実景が目に浮かびます。できたおはぎはさぞ旨そうで。でももうこんな場面は見られないのでしょうね。
Posted by 福島隆史 at 2022年09月23日 11:40
1 今年米供う父の忌空を縫う鳥黒々と飛行するなり

鳥は戦闘機のたとえに受け取りました。父の命がどのように失われたか不明ですが、命の収穫と一方的に命を奪く戦闘機との対比に作者の人間の生に対するあわれさ、無念さ、愛おしさを感じました。
Posted by 中山洋祐 at 2022年09月28日 13:32
1 今年米供う父の忌空を縫う鳥黒々と飛行するなり

「今年米」が出てきたので「鳥」は米をついばむ為に飛来したのかと思ったのですが、「黒々と飛行」する鳥が思い当たらず…。
群雀も何十羽になることがありますが、「黒々と飛行するなり」は仰ぎ見る視点、且つ長々と飛行する姿だと思うので群雀にはそぐわず、刈入れ前後によく見かけるカラス、サギもどうも違う…??
鳥が何なのかわからず感情移入がなかなかできなかったのですが、中山さんのコメントに、なるほどと思いました。
或いは渡り鳥でしょうか?
歌意がなかなかつかめなかったものの、前半のしんみりした空気と後半の不穏な気配のギャップが印象に残った歌でした。


2 彼岸には半殺しぢやとおばば言ふ餅米潰せと鉢を持たされ

上の句でギョッとしたのですが、下の句で思わず顔がほころんだ歌でした。
「おばば」のぶっきらぼうであたたかな様子がありありと浮かんできて、一票入れさせてもらいました。
検索してみると「半ごろし」「みなごろし」などという表現があったり落語や昔話にも出てくるそうで、「半殺し」は珍しくない表現だったようですね。
廃れつつある言葉を書き留めるのも短歌の役割のひとつだと思います。
Posted by 遠音 at 2022年09月28日 17:50
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