2022年08月18日

1〜3番の歌

1〜3番の歌にコメントお願いします。

 1 土用波打ち寄す浜にたどり着く七夕祭の夢のしかばね

 2 初音ミク午前零時に家を発つ月夜の祭り非公開なり

 3 街祭りいろはモミジの日に映えて造花と言えど心浮き立つ


posted by かりんネット歌会 at 20:35| Comment(7) | 詠草
この記事へのコメント
1 土用波打ち寄す浜にたどり着く七夕祭の夢のしかばね

絵的には、七夕飾りでの流した笹舟、または笹の枝などが浜にたどり着いた光景を想像しました。祭りの賑やかさの陰には、こうした宴の跡のような眺めもある、明と暗を象徴するような上手いお歌だと思います。
Posted by 蚫谷定幸 at 2022年08月19日 00:10
2番歌 「初音ミク」が非公開?その違和感をどう受け入れるかがポイントでしょうか。でも、ファンの心には自分だけの彼女が存在しているのだと解しました。自分の世界内で彼女と夜空を駆け巡り、月のお祭り。妄想と紙一重ですが、絵画的に成功していると思います。
Posted by 田浦将 at 2022年08月19日 14:12
2 初音ミク午前零時に家を発つ月夜の祭り非公開なり

  初音ミクに「月夜の祭り」という歌があって、仲間が月夜に集まって杯を交わしあっているが「明日こそ死に往かば今宵の宴」とか「この世の終わりかくと見届け 天の原まで導け」というような少し虚無的な歌詞がある。
 ところで、初音ミクは実在の人間ではない。音声合成用の音源に付けた名前で、そのキャラクターが十六歳の少女として設定されている。もともとバーチャルな非在のものが、16歳の少女のイメージを背負った初音ミクとして歌う時、作者にはその声はことさら哀切に響いたのかもしれない。そして非在の「月夜の祭り」の世界にいっとき入っていきたと願ったのかもしれない。
Posted by 鹿取未放 at 2022年08月20日 16:02
1  土用波打ち寄す浜にたどり着く七夕祭の夢のしかばね

七夕の笹はかつて川などに流していた。川から海へ、そして天へ、人々は「願い」が叶うようにと願ってそうしたものだ。尤もかなり前から環境問題等で激減している。本歌では高波の押し寄せる土用の海へ笹が流れ着いたと詠う。はたして願いは天に届いたのか。「夢のしかばね」という措辞は私には夢がなく強烈にすぎるなぁ、と思うばかり。

3  街祭りいろはモミジの日に映えて造花と言えど心浮き立つ

いろはモミジは造花なのだ。おそらく街の通りなどに飾られているのだろう。その赤褐色が日に映えている。おそらくコロナ禍で久しぶりとなる祭りに心躍る気持ちを率直に詠まれている。ただ「浮き立つ」と言わず、その雰囲気を出せればよかったかも。
Posted by 中村暢夫 at 2022年08月21日 07:58
2 初音ミク午前零時に家を発つ月夜の祭り非公開なり

初音ミクについてはほとんど知りませんが、その名前と午前零時と月夜の祭りという言葉が合わさって強いイメージを醸し出しています。それに非公開という最後の言葉がさらに神秘性を高めていて、何ともいえない不思議な歌だと思いました。
Posted by 福島隆史 at 2022年08月21日 15:41
1  土用波打ち寄す浜にたどり着く七夕祭の夢のしかばね

七夕に限らず祭りという華やぎの対極として「夢のしかばね」は(ややベタかもしれませんが)その残渣の感覚としてあります。
(先月、文語文法に同指摘がありましたが)上の句は「波【が】打ち寄せる」=自動詞、「浜」にかかる下二段活用・連体形「打ち寄する」ではないかと。
Posted by 若槻真美子 at 2022年08月30日 00:13
2 初音ミク午前零時に家を発つ月夜の祭り非公開なり

最後まで読んだ時、「非公開」の「月夜の祭り」とはチケット購入者だけが参加できるバーチャル世界のコンサートかなと思いました。
ただ、読んでいる最中に脳裏に自然と浮かんできたのは、動物や植物も人間のようにおしゃべりをする童話のような異空間的世界でした。日中、人間たちの前ではおおっぴらにできないおしゃべりをし、月の光の中でささやかだけど愉快な踊りが繰り広げられている。
分析的に捉えた<仮想世界のコンサート>よりも直感的に捉えた童話的世界観の方を私は選びたいです。
「初音ミク」は名前と容姿を知っている程度なのですが、この歌は「初音ミク」が何なのか知らなくともそれなりに世界観や空気を想像できる奥行きがあると思います。
Posted by 遠音 at 2022年08月30日 22:07
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