2021年04月18日

10〜12番の歌

10〜12番の歌にコメントお願いします。

 10 タンポポのポポ摘んだよと笑む君の差し出す綿毛拐かす風

 11 背中向けかすかな寝息の寅さんにリリーはつぶやく 〈一緒になろうか〉

 12 目をつむり抵抗思いぬ周庭の やがて芽吹かん雄花の原は


posted by かりんネット歌会 at 21:32| Comment(7) | 詠草
この記事へのコメント
11、花の名前という題でリリーを持ってきたところが面白いと思いました劇中にこのようなシーンがあったかちょっと思い出せないのですが…
Posted by 細井誠治 at 2021年04月22日 20:53
10 タンポポのポポ摘んだよと笑む君の差し出す綿毛拐かす風

綿毛を「ポポ」と呼ぶ無邪気な恋人がかわいい、幸せな一コマですね。マンガっぽい明るい軽やかさが印象的ですが「拐かす」はやや過剰に感じました。
Posted by 鷽野珠良 at 2021年04月24日 13:03
10、拐かすという強い言葉が一首の雰囲気にややそぐわないように感じられました
Posted by 細井誠治 at 2021年04月24日 20:52
10番:恋人ではなく親子の歌と読めば「拐かす」という不穏な表現がしっくりきます。
どんなに仲良く日々密着して過ごしている親子にも必ず親離れ子離れの日が来るわけで、幸せにタンポポを摘んでいる瞬間に、ふとそのことを思ってしまったら。子どもの巣立ちの想像が風に拐かされる綿毛に重なってせつないです。
Posted by 東 洋子 at 2021年04月25日 12:10
なるほど!親子と読むと、まったく違う風景になりますね。納得です。
Posted by 鷽野珠良 at 2021年04月28日 14:49
11 背中向けかすかな寝息の寅さんにリリーはつぶやく 〈一緒になろうか〉

寅さんシリーズは観たことがなく、票は入れられなかったのですが、作品を知らなくともこの二人の距離感がわかる、よい歌だと思いました。
寝ている相手の背中にしか告白できない、この心理的距離感のせつなさに惹かれます。
するりと読みくだせるなめらかさも、よいです。
Posted by 遠音 at 2021年04月29日 01:21
12 目をつむり抵抗思いぬ周庭の やがて芽吹かん雄花の原は

歌の調べや下の句の広がりには惹かれたのですが、「雄花の原」が解せず、とまどいました。
具体的な植物ではなく、比喩としての「雄花」だとすれば、「周庭」の思想という名の花粉を受け取り、受粉する他者の存在が望まれるという意味でしょうか。
「周庭」という名前から『庭の周り』、「雄花の原」と連想が広がったのだろうかと、ふと思いました。
Posted by 遠音 at 2021年04月29日 01:38
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