2020年10月18日

1〜3番の歌

1〜3番の歌にコメントをお願いします。

 1 愛される野望を抱きカメムシが窓から侵入こころみている

 2 秋風が痛点めがけて吹いて来るススキ野原は銀色の海

 3 秋の野のレジャーシートのうすあをはもう憚らず羽ばたき始む


posted by かりんネット歌会 at 12:06| Comment(6) | 詠草
この記事へのコメント
1 愛される野望を抱きカメムシが窓から侵入こころみている

カメムシを人間の比喩とするには、三句以下の描写が具体的すぎるので、このままで解釈しました。「愛される」は作者の意図はわからないではないのですが、表現としてはちょっと浮くような。
Posted by 久山倫代 at 2020年10月18日 14:11
2 秋風が痛点めがけて吹いて来るススキ野原は銀色の海

二、三句が面白いと思いました。下句は、私、知ってます。「すすきのはらはぎんのいろ〜」って、昔の時代劇だったか(どなたか覚えていらっしゃる?)の主題歌の歌詞だったことを。そのメロディーが浮かんでしまい・・・。
Posted by 久山倫代 at 2020年10月18日 14:26
3 秋の野のレジャーシートのうすあをはもう憚らず羽ばたき始む

「もう憚らず」に、この自粛ムード吹き飛ばしたい主体の心情までも載っているかのようです。歌全体の解放感ある情景が読んでいてスカッとします。
Posted by 蒼音 at 2020年10月19日 12:26
2.上句は秋風が吹くと、自分の体の病んでいる部分が痛みだす、そんな意味でしょうか。
痛点という言葉の選択やめがけて吹いてくる
という表現も、独自性があり面白いと思いました。
下句への場面転換も良いと思いました。
Posted by コ力聖也 at 2020年10月19日 13:27
1:こんなふうにカメムシに眼差しを注げる人はそうそういないのでは。
なんとかして入ってこようとしているカメムシを見ているうちに「こいつは何がしたいのだろう?」「ひょっとして人間に愛されたいのだろうか?」と思ってしまった作者に脱帽です。
「人間に愛されたい」というまさに実現ほぼ不可能な、ある意味始皇帝やナポレオンよりも大きな野望を抱いて、今日もカメムシは侵入を試みているのかと思うと、ふっと心がゆるくなります。
Posted by 東 洋子 at 2020年10月20日 18:35
3 秋の野のレジャーシートのうすあをはもう憚らず羽ばたき始む

「もう憚らず」には、それまで憚っていた時間も詠まれていると思いました。外出自粛という長い時間のスパンでなくて、数十分くらいの。
その上に座っていた人がいなくなるか、置かれていたものが減るかして。「うすあを」も、羽ばたく前は目立たない存在であったものを表していると思います。何らかの「欠落」がこの直前にあって、それと対照に羽ばたいているのではないかと読みました。
Posted by 久山倫代 at 2020年10月22日 23:13
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