2020年10月18日

10〜12番の歌

10〜12番の歌にコメントをお願いします。

 10 キューピーさん前頭前野に丸めをり荒野と沃野の二十世紀を

 11 月面の野を経てひかりやわらかく心のにおい透視しながら

 12 恒星の光あまねくふりそそぐ野に棲むものの静かな真昼


posted by かりんネット歌会 at 12:05| Comment(4) | 詠草
この記事へのコメント
 10 キューピーさん前頭前野に丸めをり荒野と沃野の二十世紀を

そういえば、久しくキューピー人形を見ていないです。作者はどういう経路で、キューピーさんを詠む発想にいきついたのでしょう。それはともかく、キューピーさんから、まるでCTスキャンにかけたように「前頭前野」という言葉が続いたのに驚きました。キューピーさんの脳には、古き良き時代がつまっているということでしょうか。そこまでは面白いのですが、「荒野と沃野」という言葉が大きすぎて、「二十世紀」を表し得るか、どうでしょうか。私は、あまりにキューピーさんと作者とのつながりが知りたいゆえか、下句は個人の体験へ絞ってゆく方がよかったような気がします。それとも、どなたか、キューピーさんと「荒野と沃野」をつなぐ解釈を、お願いいたします。
Posted by 久山倫代 at 2020年10月18日 20:12
11 月面の野を経てひかりやわらかく心のにおい透視しながら
月面に野あるという発想が良いと思いました。その月面の野から届いた月光が、心のにおいまでも透かして見ている、そんな歌かと思いました。
心のにおいというのも抽象的ではありますが詩的な表現であり、全体的にほんわりとした印象を受けました。
Posted by コ力聖也 at 2020年10月19日 14:28
12番。不思議な感がするお歌です。恒星とはこの場合、太陽でしょうか。降り注ぐ野に、すむものは何でしょう。小動物か虫と思われますが、静かな真昼は、見つめる人以外は、誰も気づかないでしょう。でも、この作者はじっと息をひそめて見つめているのです。詩人の目を感じました。
Posted by 篠原節子 at 2020年10月21日 11:17
10番の歌

キューピーさんを二十世紀のシンボルに…。広い額の奥で発達した脳がもたらした文明の闇と光。荒野と沃野の対比が印象的。
Posted by 中村暢夫 at 2020年10月21日 20:38
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