2020年09月18日

1〜3番の歌

1〜3番の歌にコメントをお願いします。

 1 偽りのおのれみせあふ居酒屋にクレモンティーヌがながれてをりぬ

 2 偽りはアバンチュールを引き寄せりディスコと食事これだけで終ゆ

 3 ほんたうがほんたうでなし人の為となりうるだらう偽りのあり


posted by かりんネット歌会 at 22:06| Comment(13) | 詠草
この記事へのコメント
1.偽りのおのれみせあふ居酒屋にクレモンティーヌがながれてをりぬ

「本当のような嘘の話は良いけど、嘘のような本当の話はしない方が良い」と酒の席で先輩が言ったのを思い出しました。この歌にはその両方が盛り込まれていて面白い。居酒屋では話を盛りながら場の雰囲気を楽しくするのはいつものことです。下句は一瞬嘘だろうと思いましたが、このフランスの女性ジャズシンガーは「スーダラ節」も歌っているので、決して場違いでは無く居酒屋の雰囲気をハイカラなものにするのに一役買っていそうです。居酒屋の雰囲気を想像しながら楽しく拝読しました。
Posted by 竹村正一 at 2020年09月19日 07:04
1、居酒屋にいながら互いに偽りを見せている、というのは少し寂しくないのだろうかなぁと感じてしまいます
その気分を補強するように、やや場違いなジャズが流れているようにも思いました
Posted by 細井誠治 at 2020年09月20日 07:11
3、歌意は明確で作者の思いもよく伝わってくるのですが、歌の作りとしてやや理屈っぽく響くように感じました
Posted by 細井誠治 at 2020年09月20日 07:19
1番の歌

エスプリの効いた歌と感じました。居酒屋でおのれを偽る関係と少し皮肉っぽく歌い、そこに、私の頭のなかではクレモンティーヌが歌うバカボンの、バーカ ボン ボン♪が響いてきました。そうではないのかもしれないけれど、ちょっと自分を笑うような雰囲気もあり、どことなく洒落た歌でした。
Posted by 光野律子 at 2020年09月20日 11:26
1番の歌

今回の題「偽」は難しく、いろいろ考え込んでしまったので、この軽やかさが眩しかったです。
本音など言わず、お互いに踏み込まないし挑戦もしない「偽りのおのれみせあふ」うわべのつきあい。それで良いとも思わないけれど、そういうものだと突き放して達観している感じ。
クレモンティーヌは知りませんでしたが、フランス出身のジャズボーカリストなのですね。居酒屋のガヤガヤした音、ノリだけのどうでもい会話の背後にひびく明るいボサノヴァ感が絶妙です。「クレモンティーヌ」という名前の響きも軽やかで、まさにボサノヴァみたいな一首だなあと感服しました。
Posted by モロクラタマラ at 2020年09月20日 15:25
3. 人がつくりごとをするという「偽」という文字の意味の深さを思いました。
Posted by 吉岡健児 at 2020年09月22日 08:00
1番の歌
上の句と下の句の取り合わせが凄く上手い歌だと思いました。クレモンティーヌの「男と女」が流れているのだろうか大人の恋の駆け引きも思われるとても好きな歌でした。
Posted by 檜垣実生 at 2020年09月22日 12:58
1、 自分を偽る=背伸びして(少し格好つけて?)というイメージを受けました。さらりとおしゃれな雰囲気を上手く表現されていると思いました。
Posted by 小松佳奈 at 2020年09月26日 11:05
2、 これは偶然なのでしょうかまるで1番の歌の続きのようで、とても面白いですね。もちろん単独でもしっかり意味も伝わります。偽りがもたらす関係を、良いとも悪いとも悪いとも言わず、さらりと述べていて面白いと思いました。
Posted by 小松佳奈 at 2020年09月26日 11:09
3、 人の為、と書いて「偽」。それだけで面白くなる予感がします。単純ではなく少しねじれた感じになっている点が、面白くもあり、少しだけわかりにくくもあると思いました。そこが狙いなのかも。
Posted by 小松佳奈 at 2020年09月26日 11:18
2番:歌を鑑賞するとき、自分の中にある偏見はどうすることもできないのだ、ということをつくづく感じながら。
「バブルじゃ」一読して思いました。「ジュリ扇」「メッシー」等々歴史用語(!)満載のキラキラした一首にしても良かったのでは。
作者の方は決してそういうつもりで読んだのではなく、ましてバブル世代よりも年配の方でしたら、本当に失礼なコメントですみませんでした。
Posted by 東 洋子 at 2020年09月27日 12:01
1 偽りのおのれみせあふ居酒屋にクレモンティーヌがながれてをりぬ

雰囲気のある一首ですが、「居酒屋」にいるのは恋人同士? 古い友達同士? どんな「偽り」か分かった方が、面白みが増すのではないかと思いました。

2 偽りはアバンチュールを引き寄せりディスコと食事これだけで終ゆ

「アバンチュール」がやや古めかしく、虚飾に満ちた「ディスコ」と合っているように思いました。結句の「終ゆ」が気になって調べてみたところ、「終ふ」が正しいとされるけれど、そう活用された時代もあったとのことです(宮地伸一さんによる)。ご興味のある方はどうぞ。
https://www.shin-araragi.jp/zakki_bn/bn_06/zakki0606.htm

3 ほんたうがほんたうでなし人の為となりうるだらう偽りのあり

皆さんも書いている通り「人の為」という発見がいいですね。英語に"white lie"(罪のない嘘)という言葉を思い出しました。機智の一首、お見事です。
Posted by 松村由利子 at 2020年09月28日 11:17
1 偽りのおのれみせあふ居酒屋にクレモンティーヌがながれてをりぬ

素の自分を見せることはどの場面においてもあまりないと思うので、そのあたりをさらりと重々しくなく詠っていると思いました。自分たちもそうだし、周りいる他の客もそういう雰囲気でいて、ちょっとカメラを引いて映している感じがします。
Posted by 遠藤由季 at 2020年09月29日 08:47
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