2020年09月18日

4〜6番の歌

4〜6番の歌にコメントをお願いします。

 4 誤りではなく偽りであろうともポテトサラダのほのあたたかさ

 5 ここからは偽のサインだ首をふるピッチャーきみの眼が夏の陽だ

 6 偽物に成り済ましている本物のフェイクニュースが見分けられない


posted by かりんネット歌会 at 22:06| Comment(16) | 詠草
この記事へのコメント
5ここからは偽のサインだ首をふるピッチャーきみの眼が夏の陽だ

試合中のキャッチャーにしかわからない、ピッチャーとのことでしょうか。結句にことのきの暑さとか緊張感までもが伝わってくると思いました。
Posted by 久山倫代 at 2020年09月18日 22:21
4 誤りではなく偽りであろうともポテトサラダのほのあたたかさ

上句はなにのことなのでしょうか。あえて言わないところに想像を促されます。手掛かりは下句だけで、「ポテトサラダのほのあたたかさ」。これは自宅での食事ですね。出来立てのポテトサラダにはまだジャガイモのぬくもりが残っています。作ってくれた人が歌の陰に登場していると考えました。が、もしかしたら一人で作って一人で食べている?だとしたら、誤りか偽りか、何を考えているのでしょうか。もう少し手掛かりになるものが欲しかったです。
Posted by 久山倫代 at 2020年09月19日 00:14
4番:あの「ポテサラ論争」を下敷きにして鑑賞すると。
まず誤・偽がポテサラにかかっているとすれば「惣菜コーナーの“偽ポテサラ”もこんなにおいしそうですよ」という主張。
次に誤・偽が「誤りの愛」「偽りの愛」だとしたらちょっと怖い歌です。「手作りポテサラは愛情の証? 偽りの愛でもポテサラは作れるんだけど」
食べ物に関する歌として34番の浅蜊汁と双璧だと思いました。
Posted by 東 洋子 at 2020年09月19日 22:17
5 ここからは偽のサインだ首をふるピッチャーきみの眼が夏の陽だ

野球の投手と捕手のサイン交換のシーンだと思いますが、二人の間の間の感覚の共有、信頼関係を強く感じてぐっとくるものがあります。捕手は偽のサインをだして、間を作ったり打者を惑わす狙いがありますが、既に投手は燃え上がっています。もう眼が夏の陽ですから。すぐにでも投げたい気持ちがギンギンと伝わってきます。一息に歌いきる感じも、試合中の臨場感を感じられていいです。
Posted by 蒼音 at 2020年09月20日 06:23
4、誤りのポテトサラダ、偽りのポテトサラダとは何でしょう?
上の句と下の句の連関がやや掴みにくい歌でした
Posted by 細井誠治 at 2020年09月20日 08:02
5 ここからは偽のサインだ首をふるピッチャーきみの眼が夏の陽だ

キャッチャーの出すサインはセカンドランナーからは丸見えです。それを考えて偽のサインを出したものの、それに納得出来ないピッチャーは炎の目つきをしたのでしょうか?それともそれを分かって、そのふりを情熱的にしたのでしょうか?興味深い結句と思いました。
Posted by 夏目たかし at 2020年09月20日 10:58
6  偽物に成り済ましている本物のフェイクニュースが見分けられない

「本物」がコインマジックのように移動して歌の作り自身が目くらまし。なので、ニヤニヤしながら騙されてみます。
Posted by 若槻真美子 at 2020年09月20日 11:09
4. 「偽り」を出来合いの御惣菜と読めば、「誤り」は、レシピを誤りながらも手作りのポテトサラダなのでしょうか。仄かに温かみのある「ポテトサラダ」に心の動きが垣間見られました。
Posted by 吉岡健児 at 2020年09月22日 08:08
4番の歌
「誤りではなく偽りであろうとも」と、何かはっきりしない大きな屈託をかかえつつ、作りたてのポテトサラダにほっとするあたたかな生活の感触を得るという歌だと思ったのですが、東さんの「ポテサラ論争」を入れた読みに衝撃を受けました。ポテトサラダに「誤り」「偽り」を引き寄せるのはすこし息が詰まるような。しかし、あの論争を念頭においてのポテトサラダと見ると、ひときわ存在感があります。
Posted by モロクラタマラ at 2020年09月22日 16:36
4、 何があったのだろう、と想像を掻き立てられます。「誤り」よりも故意の意味合いが強い「偽り」に気付いても、作りたてのポテトサラダのあたたかさに真意を感じる、とよみました。下の句がとても良いなと思いました。
Posted by 小松佳奈 at 2020年09月26日 11:27
5、 この若々しいイメージは、下の句の巧さによるものでしょうか。どこにも具体的には書かれていませんが、高校生か中学生の野球部のイメージを受けました。視線の優しい歌ですね。
Posted by 小松佳奈 at 2020年09月26日 11:33
6、 何が本当で何がフェイクかわかりにくい混沌を、すっきりと表現されていて面白いと思いました。少しブラックなユーモアを感じて好きな歌です。
Posted by 小松佳奈 at 2020年09月26日 11:38
5番の歌 試合中のピッチャーとキャッチャーのサインを出す瞬間を詠まれたのだと思います。経験がないのですが、その緊張感が見えるようです。サインを出しつつ、これはまともなサイン、これは偽のサインと使い分ける二人の息詰まるような時間は、信頼しあってこそできることだと思います。若い時代の歌だと思いますが、うらやましい若さです。
Posted by はまだもも at 2020年09月27日 14:37
4 誤りではなく偽りであろうともポテトサラダのほのあたたかさ

SNSで話題になった「ポテトサラダ」問題を軽く皮肉った機智の歌と読みました。「偽り」は出来合いのポテトサラダ、という解釈は東洋子さん、吉岡健児さんと一緒ですが、「誤り」は「いけないこと、間違ったこと」という意味だと思いました。つまり、出来合いのお惣菜を買うことは悪いことではなく、忙しい人が家族のために購入する「あたたかさ」なのだとプラスに捉える歌だと解釈しました。作っても、買っても、家族で囲む食卓に載るポテトサラダであれば、どちらもよいものだという趣旨では。上の句のリズムが悪いのは意図的かもしれません。

5 ここからは偽のサインだ首をふるピッチャーきみの眼が夏の陽だ

中高生の野球も相手を欺く「偽のサイン」といった高等戦術を使うことがあるのでしょう。その状況だけでも、とても面白いのですが、「きみの眼が夏の陽だ」という見たてが若々しくて、魅了されました。場面がたいへん鮮やかで、ドラマ性があるのもよいと思います。


6 偽物に成り済ましている本物のフェイクニュースが見分けられない

「本物のフェイクニュース」という皮肉が利いています。「成り済ます」という言葉も面白く、ネット社会の危うさを鋭く捉えています。
Posted by 松村由利子 at 2020年09月28日 11:35
5 ここからは偽のサインだ首をふるピッチャーきみの眼が夏の陽だ

野球は詳しくないのですが、相手チームをだますためにキャッチャーが「偽のサイン」を出すこともあるのかな。「首をふる」は、縦にふるのか横にふるのか。少し迷いましたが、さわやかないつわりの歌で面白いです。
Posted by 遠藤由季 at 2020年09月29日 08:48
5 ここからは偽のサインだ首をふるピッチャーきみの眼が夏の陽だ

「偽」のお題でこんなに爽やかな歌を見られるとは、という驚きがまず来ました。そういう意味でも惹かれた歌です。
「きみの眼が夏の陽だ」は、キャッチコピーの型のようにも感じましたが、鋭い切迫したまなざしが浮かんできました。
以前にテレビでみた夏の甲子園球児たちの鋭く揺らがないまなざし。今まで忘れていた場面を思い出させてくれた歌でした。
歯切れやリズムのよさも心地よい歌です。
Posted by 遠音 at 2020年09月30日 00:08
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]