2020年09月18日

10〜12番の歌

10〜12番の歌にコメントをお願いします。

 10 偽情報とびかふ世なり髪に手に指に残酷なやさしさが染みつく

 11 偽りの笑みもろともにきみは消ゆかぶりし仮面いくつも残して

 12 偽りの弁明に似てひらひらと垣根を越ゆる黒揚羽かな


posted by かりんネット歌会 at 22:05| Comment(10) | 詠草
この記事へのコメント
10 偽情報とびかふ世なり髪に手に指に残酷なやさしさが染みつく

残酷なやさしさ、という表現にハッとさせられます。ウイルスは長きに渡り人間と共に生きてきて、人間に多くの教訓を与えています。それはまさに残酷なやさしさなのかもしれないと思ってしまいました。偽情報とびかふ世を憂いている、ウイルスのやさしい警告なのかもしれませんね。
Posted by 蒼音 at 2020年09月20日 06:34
12 偽りの弁明に似てひらひらと垣根を越ゆる黒揚羽かな

この場合の黒揚場は、きっといい加減な答弁をして逃れる輩の作った「偽の弁明」をひらひら越えてくる存在のように感じました。人が作った垣根ごとき簡単よ、と言いながら飛ぶ黒揚場の美しい舞いを想像して、痛快な一首であります。
Posted by 蒼音 at 2020年09月20日 06:40
10、偽情報と残酷なやさしさがどう連関するのか、 もう少しヒントがあればと思いました
Posted by 細井誠治 at 2020年09月20日 08:13
12番
偽りの弁明を黒揚羽の飛ぶ様に喩えたことで、必ずしも否定的な印象ばかりを与えてはおらず、寧ろ、偽りは悪いことと分かりつつどこか魅力を感じているのだと読みました。
Posted by 菊田知和 at 2020年09月23日 20:56
12 偽りの弁明に似てひらひらと垣根を越ゆる黒揚羽かな

あまりにも鮮やかな身のかわしかたに、内容への批判まではふみこまず、どこか「清濁併せ呑む人」の凄みみたいなところを黒揚羽がぐっと印象的におさえている。





Posted by 若槻真美子 at 2020年09月25日 20:23
12、ひらひらと垣根を越えるという比喩がひときわ切なく、悲しい一首と思いました
Posted by 細井誠治 at 2020年09月26日 22:16
11番:下の句を読むと、仮面を脱いで素顔を見せたのかなと思ったのですが、また最初から読んでみると、あれ?「偽りの笑み」… 最後の一枚、微笑みの仮面を脱ぐことはなく、結局素顔(本当のところ)は謎のままだったのだ、と2回読んでしみじみ心に残りました。
Posted by 東 洋子 at 2020年09月27日 10:33
11 偽りの笑みもろともにきみは消ゆかぶりし仮面いくつも残して

最近、命を絶たれた若い俳優のことを歌われたのかと思いました。三浦春馬さん。俳優という職業柄、演技をするのでしょうが、それがすべて偽りだったということなのでしょう。爽やかな笑顔が、本人にとっては偽りの笑顔。いつまでも自分を偽っていくことへの苦痛があったのかもしれません。今日、竹内結子さんがまた自らの命を絶たれたとか。同じ業界で、連鎖をよんでいるのかもしれません。
Posted by はまだもも at 2020年09月27日 14:47
 11 偽りの笑みもろともにきみは消ゆかぶりし仮面いくつも残して
別れの歌と思いました。読んでいて不思議な感覚、魅力に取りつかれた歌です。
謎めいていた彼が謎を残したまま去っていったのでしょうか。寂寥感などなく狐に包まれた読後感がありました。
Posted by 山下騰子 at 2020年09月28日 15:06
12 偽りの弁明に似てひらひらと垣根を越ゆる黒揚羽かな
 「偽りの弁明」になぜか、政府の答弁を醸し出し、「垣根を越ゆ」で一線を平気で超えてしまい、あることが、ないと言って、通用する政界を想像させる歌でした。揚羽でなく黒揚羽を登場させたことが、絶妙ですね。
 7月頃臭木の花が満開の時、この黒揚羽が乱舞しています。きれいな蝶です。黒揚羽がちょっとかわいそう。

Posted by 山下騰子 at 2020年09月28日 15:37
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