2020年09月18日

13〜15番の歌

13〜15番の歌にコメントをお願いします。

 13 偽りの衣裳を脱いで歩みよるレオンと真澄の「牧神の午後」

 14 期待とか信頼だとか偽瓢虫(てんとうむしだまし)を指にあそばせている

 15 四週のピルの最後の四粒は一度も飲まぬましろき偽薬


posted by かりんネット歌会 at 22:04| Comment(6) | 詠草
この記事へのコメント
15 四週のピルの最後の四粒は一度も飲まぬましろき偽薬

四週間に一度、四日間内服を休む必要がある錠剤なのだと思います。内服する人のために、その期間だけ偽薬になっているのですね。この歌、「一度も」が少しわかりにくいです。24日間のんできて、ここに来て初めて飲む偽薬というもの、という意味なのか。それとも、何か月もの間、偽薬をのまなくても休薬を間違えずにできるので、意味のない内服はせずにここまで来た、という意味なのか。どちらにせよ、「偽薬」に対する作中主体の思いがあまりはっきりしないように思います。「ましろき」に何が込められているのでしょうか。
Posted by 久山倫代 at 2020年09月19日 09:11
15 四週のピルの最後の四粒は一度も飲まぬましろき偽薬

ピルの用量を守らず、飲まない、という歌意かと思ったが、ましろき偽薬とはピルを指すのか?という疑問が…。
途中からではなく、最初から避妊の意図はなかったのか。よくわからないが、何やら恐ろしげである。
その辺りの解釈は他の人の歌評に恃みたい。
Posted by 中村暢夫 at 2020年09月20日 20:27
13 偽りの衣裳を脱いで歩みよるレオンと真澄の「牧神の午後」

精神的な世界観のあるバレエ漫画、本心をみせあう二人の魂の舞踊といったところでしょうか。
「牧神とニンフ」を表現する「主人公の二人」の関係性という二つのストーリーの下敷きを掘り下げないと、一首では唐突な固有名詞で読みがとまってしまう。「牧神」というとても魅力的な素材なので、焦点を絞ったり、ご自身やパートナーを絡めた詠い方でアプローチが拡がるのでは。
ちなみに40年以上前、「悪魔が来たりて笛を吹く」(古谷一行主演)の不気味なフルートがこれ(ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」)と知るのはずっと後でした。
Posted by 若槻真美子 at 2020年09月22日 13:23
14 期待とか信頼だとか偽瓢虫(てんとうむしだまし)を指にあそばせている

見た目はテントウ虫のようで可愛いけど、葉を食べてしまう困りもののテントウ虫だまし。
かわいいんだけどね、、、困り者のあなたを信用したり、期待してはいるのだけど、、というような作者のつぶやきを聞いているようで、面白い歌でした。
Posted by 島本千代子 at 2020年09月23日 16:41
14 期待とか信頼だとか偽瓢虫(てんとうむしだまし)を指にあそばせている

気だるい感じで「とか」でつないだ「期待」「信頼」といった言葉の持つ、ある種の“胡散臭さ”や“押し付けがましさ”に白け、苛立つ感覚。
その焦燥感を鎮めるべぐ無意識にペン回しをしているような印象を受けました。
「とか」を使うことにやや抵抗がありましたが、そこをこえるオリジナリティか。
Posted by 若槻真美子 at 2020年09月25日 20:29
14 期待とか信頼だとか偽瓢虫(てんとうむしだまし)を指にあそばせている

二句と三句の間の省略が効いていると思いました。
耳ざわりのよい言葉の裏側の、もやもやするもの。表立ってはっきりと反発もできないもの。
「偽」とつく名の虫をあそばせているところに心中の代弁を込めている形も巧いと思いました。
Posted by 遠音 at 2020年09月30日 00:36
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