2020年08月19日

13〜15番の歌

13〜15番の歌にコメントをお願いします。

 13 初めての調査の旅に捕まりき地形図とふが機密なる国

 14 セビリアの路地に迷ひて二人旅地図持つ君もスマホにらみて

 15 うつくしく生きてゆきたい夏の果て幻影旅団は火を囲みつつ


posted by かりんネット歌会 at 00:43| Comment(15) | 詠草
この記事へのコメント
13 初めての調査の旅に捕まりき地形図とふが機密なる国

小説か紀行文で読んだことがある。地図こそが軍事機密となる(なった?)地域・国がある。たとえ学術調査であろうと、地形図を購入するのはスパイ行為、「犯罪」なのだ。
Posted by 中村暢夫 at 2020年08月19日 17:21
15 うつくしく生きてゆきたい夏の果て幻影旅団は火を囲みつつ

綺麗な響きに目が釘付けになりました。「うつくしく生きてゆきたい」というシンプルな宣言がかなで開かれているためにゆったりと読めて、下の句の漢字たちがより印象強く立ち上がってくるのかなと思います。
「夏の果て」「幻影旅団」と焚き火のイメージがそれぞれ鮮やかで、情景に引き込まれました。
Posted by モロクラ タマラ at 2020年08月19日 20:59
13 初めての調査の旅に捕まりき地形図とふが機密なる国

惹かれた歌ですが謎が多いのが気になりました
地形図が機密の国とは?どこでしょう?
どうして捕まったのでしょうか?わかる人にはわかる内容なのかもしれませんが。「初めての」より具体的に地名や調査の内容があればよかったかなと思いました。
Posted by 森田鞠子 at 2020年08月20日 11:20
13 初めての調査の旅に捕まりき地形図とふが機密なる国

地形というものが機密情報となるというのは、初めて聞いたことですが、納得させられました。
前評者とも重なりますが、やはりもう少し具体的な調査内容などあれば、想像しやすかったと思います。

15 うつくしく生きてゆきたい夏の果て幻影旅団は火を囲みつつ

これも、モロクラさんの意見と重なってしまいますが うつくしく生きてゆきたい夏の果て という綺麗な言葉に魅かれました。
幻影旅団については詳しくは知らないのですが、火を囲みつつ、うつくしく生きてゆきたいと語っているのも面白いと思いました。
Posted by コ力聖也 at 2020年08月20日 15:10
13 初めての調査の旅に捕まりき地形図とふが機密なる国

初めての調査の旅に、地形図を持っていただけで捕まった経験を持つ作者。この地形図が国の命取りになることを想像させ、作者の心持がよく見える一首。

Posted by 石橋陽子 at 2020年08月20日 22:16
15、幻影旅団についてはよく理解していないのですが、賊と呼ばれる者の裡にもうつくしく生きたいという切なる願望があるということでしょうか…
火を囲みつつという情景が印象的です
Posted by 細井誠治 at 2020年08月21日 07:46
14 セビリアの路地に迷ひて二人旅地図持つ君もスマホにらみて

地図を持ちながらもスマホの地図サイトを眺めているのでしょうか。その光景が面白いです。おそらくは相当に混乱しているのでしょうが、それを楽しんでいるような雰囲気も感じます。セビリアは行ったことありませんが古都で路地も相当複雑なのでしょう。旅の楽しさを感じました。
Posted by 蒼音 at 2020年08月21日 09:14
13、すでに森田さんが仰っているように読み手にとっては謎の多い歌だと思いました
地形図が機密扱いになっている国がある、ということかと思いますがそれがために拘束されてしまったのは一体どういった調査だったのでしょう…
Posted by 細井誠治 at 2020年08月22日 21:47
15番:何の予備知識無く鑑賞しましたが、心に残った一首でした。「幻影」と「火」が響きあって、より「うつくしく」を際立たせていると思います。
あと「旅団」本来の意味ですとやはり戦を連想させ、社会で生きていくこと=戦、戦の合間に仲間と語らっている光景と読みました。
「幻影旅団」が登場するコミックが存在することを後で知りましたが、既存の言葉を粋に使いこなしてすてきです。
Posted by 東 洋子 at 2020年08月22日 23:38
15 うつくしく生きてゆきたい夏の果て幻影旅団は火を囲みつつ
幻影旅団はよくわかりませんでしたが、草原で暖をとる旅一座のように読みました。炎がそれぞれの顔にほのほの照って、この先の旅のゆくえも人生の行方もよくわからないけど、美しく生きていきたいという思いはみんな胸のうちに秘めているという感じかなと読みました。ドラマを孕んでいて印象的でした。
Posted by はまだもも at 2020年08月23日 17:02
13:リアルで良くわかり想像力も刺激するよい歌です。具体的に、という評がありましたが、しないところが妙味でしょう。

14:現代に迷っている姿が浮かびあがり良いと思いました。

15:何となくよいですねえ。
Posted by 渡辺泰徳 at 2020年08月30日 10:19
13 初めての調査の旅に捕まりき地形図とふが機密なる国

事実の面白さで読ませる一首です。あまり起こり得ないことなので、「旅に捕まりき」まで読んだ段階では、「旅」というものに魅了された比喩なのかな、と思ってしまいました。上の句に緊張感があるので、「地形図とふが」がややまどろっこしいような、「とふ」が不要なのではないかと感じます。


14 セビリアの路地に迷ひて二人旅地図持つ君もスマホにらみて

とても楽しく、愉快な場面です。「にらみて」という表現に、焦りを感じている旅のお連れの心境が表れていて笑いを誘います。「迷ひて〜にらみて」という「て」の重なりは、韻を意識したというよりは、現在形にこだわったからではないかと思いました。


15 うつくしく生きてゆきたい夏の果て幻影旅団は火を囲みつつ

二句切れの効果がとても活きています。「幻影旅団」は、マンガに出てくる盗賊集団のようですが、それとは無関係にさまざまなイメージを抱かせる言葉だと思います。「『うつくしく生きる』って、どういう生き方だろう」と読む人に想像させ、次の瞬間、謎に満ちた「旅団」の様子へと転じる−−「夏の果て」も一首の雰囲気にマッチしていると感じました。
Posted by 松村由利子 at 2020年08月30日 17:57
14 セビリアの路地に迷ひて二人旅地図持つ君もスマホにらみて

日本に暮らし、スマホやカーナビなどを使いこなしていれば日々の移動に困ることはそれほどないと思いますが、そのスムーズな日常が突然途切れる感触がリアルだと思いました。
紙の地図もスマホも役に立たない、周囲も異国語の人ばかり。心細さや焦りがあぶり出される描写に惹かれました。
Posted by 遠音 at 2020年08月30日 23:09
13 こういうこと、あります。「調査」の中身が特定されるともっといいかも。
14 セビリアは東京と違ってのんびりした街。「迷ひて」の言い回しはよかったか。
15 HUNTER×HUNTERは、残酷な話だったかと。少し単純に総括した感じか。
Posted by 坂井修一 at 2020年08月31日 11:21
15:「うつくしく生きてゆきたい」の主語は誰なのでしょう。坂井さんが指摘した下句の漫画の内容と上句は、結局その不可能性によって接続するのだと思いますが、歌の響きそのものはそこに触らない美しさで統一されているので、読者の理解はかなりばらばらになるのでは。読者はそれで納得していいのか。上句はほとんど現代の「虚辞」として万能句ですが、作者はそこに身を委ねてしまっていいのか。好評なのであえて。
Posted by 米川千嘉子 at 2020年08月31日 16:50
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