2020年08月19日

25〜27番の歌

25〜27番の歌にコメントをお願いします。

 25 一人旅したい心を宥めつつ吹きこぼれぬよう茹でる素麺

 26 月面に立てし国旗のはためきてアポロは真に月に旅しか

 27 旅鼠駆けてゆきたり夏ゆうべわが影のびるその陰の上を


posted by かりんネット歌会 at 00:42| Comment(16) | 詠草
この記事へのコメント
25 一人旅したい心を宥めつつ吹きこぼれぬよう茹でる素麺

コロナ禍下の旅行…。政府・観光業界がGotoキャンペーンを推進する一方、感染予防の観点などから、旅行を控える人たちがいる。しかし、一人旅への思いは溢れんばかり。茹でている素麺も吹きこぼれそうになる…。
Posted by 中村暢夫 at 2020年08月19日 17:23
25 一人旅したい心を宥めつつ吹きこぼれぬよう茹でる素麺

上の句と下の句の取り合わせが絶妙ですね
Posted by 森田鞠子 at 2020年08月20日 11:41
27 旅鼠駆けてゆきたり夏ゆうべわが影のびるその陰の上を

旅鼠はレミングの別名であり、夜行性だそうだ。その旅鼠が自分の影を横切って行ったというのも良いし、旅の詠い込みも上手いと思いました。
下句は影と陰の二つがでてくるので、その辺もう少し整理できるのではと思いました。
Posted by コ力聖也 at 2020年08月20日 15:33
25 一人旅したい心を宥めつつこぼれぬよう茹でる素麺

素麺を茹でる行為も水を足したり油断したら吹き零れるし毎日の家事の中で繰り返す行為を家族のためにしていることを満足しているように思います。それでも一人旅でもとたまにおもう作者のほのぼのとした日常が目に浮かぶようでいい歌だと思います。
Posted by 梅原秀敏 at 2020年08月20日 20:03
25 一人旅したい心を宥めつつ吹きこぼれぬよう茹でる素麺

吹きこぼれそうな素麺は、一人旅をしたい心の喩でしょうか、宥めつつもあふれてしまうような危うさを感じます。これが、素麺というのがいいですね!うどんでも蕎麦でも違う。素麺ということは主体は夏の暑さに食欲が落ちているのかもしれません。せめて素麺でも食べて、と思いつつも、ここでも吹きこぼれぬように気をつかう。世間にも素麺にも気を使いっぱなしの主体の気疲れも感じさせてくれます。
Posted by 蒼音 at 2020年08月21日 09:26
27 旅鼠駆けてゆきたり夏ゆうべわが影のびるその陰の上を

旅に行きたい気持ちを知ってか知らずか、通りすぎていく鼠。主体は鼠が旅に行きたい自分の気持ちを踏み越えていくその姿を見るしかありません。いわば影は旅に行きたいその気持ちと読みました。そしてあらためて陰と言い直している。ここに、思いきってこっそりと旅に行ってしまおうか、という黒い心もあるのかもしれません。旅に行きたい様々な想いを夏の夕かげが照らしているようです。
Posted by 蒼音 at 2020年08月21日 09:33
25、森田さんの仰るように上の句と下の句の取り合わせが素晴らしいと思いました
ひとり旅をしたいという作者の気持ちが説得力をもって伝わります
Posted by 細井誠治 at 2020年08月21日 21:25
25 一人旅したい心を宥めつつ吹きこぼれぬよう茹でる素麺
私もこの歌が好きです。素麺はあっと言う間に吹きこぼれそうになります。一人旅をしたいあふれる思いを素麺の吹きこぼれそうな状況に喩えているところが、絶妙だと思いました。
Posted by 山下騰子 at 2020年08月25日 16:33
25番:私も含めて同じ心境の方が大勢いるのでしょうね。一人旅したい心=吹きこぼれそうな素麺と読みました。
夏の日常の昼ご飯といえば素麺、なのでこの例えは絶妙だと思います。
Posted by 東 洋子 at 2020年08月26日 22:30
25 一人旅したい心を宥めつつ吹きこぼれぬよう茹でる素麺

「どこへも行かないじっとがまん」と素麺のわーっと吹きこぼれそうなところを直前で押さえる感覚が、この夏のさまざまなストレスを抱えて籠もる心情を抜群に表現している。
Posted by 若槻真美子 at 2020年08月26日 23:31
26
「国旗」に焦点を当てることで、「月面着陸の映像は国威発揚のためのフェイク」という説は、「国旗」が印象的なればこそ広まったのではという見方が示唆されるように思われます。場面の切り出し方が新しいものの見方、発見につながっているように感じました。
Posted by 東山研司 at 2020年08月27日 19:28
27:旅鼠駆けてゆきたり夏夕べわが影のびるその陰の上を

旅鼠のレミングは時には川や海でおぼれ死ぬものもいる大移動をするといいます。自分の影の上をそういうレミングが駆けていく、旅するものにはそんな陰を持つ旅もあるのでしょうか。物語を感じる歌です。
Posted by 山口コ誠 at 2020年08月27日 20:30
26番の歌

東山さんの評を読んで「なるほど、そういう読み方もあるのか」と思いました。確かに、月面で旗がはためくのはおかしい、フェイクだ、という論もあるそうですね。ただ、この歌の場合はそうした論をそのまま歌に仕立てただけのように読めてしまって、もう少し作者なりの思いを入れてほしい気がします(例えば、国旗の描写など)。
Posted by 辻聡之 at 2020年08月29日 16:41
25番の歌

一人旅への願望と素麺を茹でるの溢れるものの取り合わせが皆さんと同じように素晴らしいと思いました。私は鍋をかき回す時、草餅の蓬には祈りがあり、麺を茹でるときには家族旅行で見た渦潮がうかんだり楽しい時間です。作者の方も短い時間でも旅先を思い浮かべて幸せな気分を味わえたらいいなと思いながら選ばせていただきました。
Posted by 中村久美子 at 2020年08月30日 17:19
25 三句「つつ」は当然のようだが、一考の余地あり。
26 以前からある(映画にもなった)フェイク説を引き取った歌。結句「旅しか」は文法的にどうか?
27 「影」「陰」はちょっとうるさいかも。 
Posted by 坂井修一 at 2020年08月31日 11:50
27:面白いと思いました。上句に助詞がないので1か所でも入れるといいのでは。「影」「陰」は場面を少し紛らわしくしたのでは。そこをすっきりさせて、単純でいいのでわれについて1つ表現を加えると立体感が出るように思います。
Posted by 米川千嘉子 at 2020年08月31日 17:08
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