2020年07月18日

4〜6番の歌

4〜6番の歌にコメントをお願いします。

 4 我が余命定かになりぬ夢にみる君は二十歳のままに輝く

 5 混沌は深まるばかり辻褄の合わない夢の続きのように

 6 あじさいは皆で同じ夢を見る水漬くままに朽ちてゆく日も


posted by かりんネット歌会 at 08:34| Comment(9) | 詠草
この記事へのコメント
5.混沌とした今の世相を辻褄の合わない夢と見立てたところが面白いと思いました。米国や中国を中心とした国際関係の混沌、平時から非常時に変わった今の日本の政治・経済の混沌、いずれも言葉に尽くせない不安の中にあります。それは辻褄の合わない夢のような理不尽さでもあります。平易な言葉遣いですが、思わず納得させられる力のある表現だと思いました。
Posted by 竹村正一 at 2020年07月19日 13:37
4  我が余命定かになりぬ夢にみる君は二十歳のままに輝く

下句「君は二十歳のままに輝く」の「輝く」が気になりました。
「輝く」のみでは「君」の実存が真に迫ってこないように思い勿体ないように思います。
Posted by 岡方大輔 at 2020年07月20日 21:22
4、輝くまで言わないほうが良かったように思いました
Posted by 細井誠治 at 2020年07月21日 21:30
6 あじさいは皆で同じ夢を見る水漬くままに朽ちてゆく日も

紫陽花が水に濡れて同じ夢を見ているという切なさに共感します。浅学なせいかもしれませんが「水漬くまま」という言葉に少し違和感をおぼえ、ナスの浅漬けのようなものを思い浮かべてしまいました。
Posted by モロクラ タマラ at 2020年07月22日 07:11
6、上の句に不思議な説得力を感じさせる一首と思いました
たしかに紫陽花って集団とか全体という雰囲気がありますよね…
Posted by 細井誠治 at 2020年07月22日 08:02
5、ただ混沌とあるだけだと具体的なイメージが描けないため読者としては少々もどかしい感じです
歌意は明瞭に伝わり、一定の共感を覚える作品です
Posted by 細井誠治 at 2020年07月22日 22:08
6 あじさいは皆で同じ夢を見る水漬くままに朽ちてゆく日も

花びら(のように見える萼)がたくさんあるアジサイの大きな一輪が、「皆で同じ夢を見る」という想像は納得できます。「水漬く」に「海ゆかば」の「水漬く屍」を連想してしまったのですが、深読みでしょうか。アジサイの花弁のような人間の集団が「同じ夢」を見る、あるいは見させられることによって、朽ちてゆく無惨さを詠んだ歌ではないかと思いました。上の句だけを読んだときの「同じ夢」は何かほんわかしたイメージなのに、一首読み終えると「同じ夢」が怖いもののように感じられるところが、とても巧みです。
Posted by 松村由利子 at 2020年07月24日 15:54
4  我が余命定かになりぬ夢にみる君は二十歳のままに輝く

余命については、心配だが、ここでは、老年になり、残り僅かだという感慨を持つようになった、ぐらいに解釈しておこう。君とは誰か。いろいろと想像できるが、二十歳の作者自身と見なそう。輝かしい栄光の時代だったのか、輝かしい未来を思い描いていた頃ということか。老年の今、夢にみる…。君との関係性に関する手がかりが多少はほしかった。
Posted by 中村暢夫 at 2020年07月26日 05:58
6 あじさいは皆で同じ夢を見る水漬くままに朽ちてゆく日も

下の句にはっとさせられました。
朽ちてゆく現実が、逆説的に美しかった姿を呼び覚まし、心の内に住まい続ける。そんなことを感じました。
夢の世界ではみな万全な美しい姿のままに、現実の身体は静かに朽ちてゆく。
哀れな様とも解釈できるかもしれませんが、「花も紅葉もなかりけり」の花・紅葉のような、永遠の幻影を愛おしむ歌だと思いました。
Posted by 遠音 at 2020年07月29日 23:39
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]