2020年07月18日

7〜9番の歌

7〜9番の歌にコメントをお願いします。

 7 思ひでは重ねし齢の雑記帳ページをめくれば束の間の夢

 8 わが夢の通い路いつも崖っぷちほどけた靴ひもむす...アッ危ない!

 9 夢ならで仮想空間の検索に若かりしかれの罪過はなおも


posted by かりんネット歌会 at 08:34| Comment(5) | 詠草
この記事へのコメント
7、歌意もよく通りますしまとまりも感じられる一首ですが、作者ならではの「何か」があるとより印象的な作品になったように思いました
Posted by 細井誠治 at 2020年07月23日 09:32
8、高所に身をおいて危険を感じているという多くのひとが見がちな類型夢を詠んだ歌と思います
夢の通い路がやや常套句的で勿体ない気がしましたが、一首の作りも面白く共感をもって読みました
Posted by 細井誠治 at 2020年07月24日 06:29
9 夢ならで仮想空間の検索に若かりしかれの罪過はなおも

「仮想空間」「罪過」と敢えて漢語を多く使ったところに、作者の意図が感じられます。こうした言葉選びでかっちりした印象がありますが、実は「検索に〜なおも」と言いさして、不安定な感じを出しているのは、作者の狙ったところなのでしょう。
面白い一首ですが、検索して「罪過」がヒットするような「かれ」は有名な人物でしょうし、作者と「かれ」の関係性が分からないのが物足りなくもあります。でも、憧れていた人物なのかな、くらいの解釈で楽しみました。
Posted by 松村由利子 at 2020年07月24日 16:01
7  思ひでは重ねし齢の雑記帳ページをめくれば束の間の夢

思い出は、なぜか美しくみてしまう。雑記帳という比喩は、なるほどと思わせる。束の間、が、切ない。すぐに現実に戻るのだ。

9  夢ならで仮想空間の検索に若かりしかれの罪過はなおも

夢ならで、と現実を詠んだところに感心。若年時に「罪」を犯した彼…。ネットには「記録」が残り続ける。過去の過ちが晒され続けるという、ネット社会である現代の闇に挑んでいる、チャレンジングな歌だと思った。
Posted by 中村暢夫 at 2020年07月26日 05:59
8 わが夢の通い路いつも崖っぷちほどけた靴ひもむす...アッ危ない!

古歌のようなすべり出しからいつの間にか口語にハンドルが切られており、ふと言いさして急に叫んだまま感嘆符で終わってしまう。
揺れ幅の大きい歌いぶりですが、リズミカルでもあり、楽しい流れでした。
こういう歌は成り立たせるのが難しいでしょうし好みも分かれそうですが、口調と展開がそれぞれぽんぽんと変化していく感触が心地よかったです。
Posted by 遠音 at 2020年07月29日 23:59
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