2020年01月22日

15 二人からひとりに軌道修正し分度器の目盛りすっかり消えた

15番の歌にコメントをお願いします。
posted by かりんネット歌会 at 23:04| Comment(7) | 詠草
この記事へのコメント
死別か離婚か、あるいは子どもの巣立ちか、二人で生きてきて今日からは一人という、軌道修正しなければならない時期が人生にはあります。分度器は、悲しみさえも美しかった学生の頃の象徴でしょうか。若い日は一人になるなんて思いもしなかった…。分度器の消えた目盛りに時の流れ(無常感)が感じられ、軌道修正には前向きな逞しさもあって、この二つの語が歌に鮮度を与えていると思いました。
Posted by 江國 梓 at 2020年01月23日 16:09
たびたびすみません。書き忘れたのですが、目盛りの消えた分度器には、軌道修正してどの方向へ進めばいいのかまったくわからないという、戸惑いも象徴されているのかなと思い、巧みな言葉の選択だと思いました。
Posted by 江國 梓 at 2020年01月23日 16:21
離別の歌かなと思って読みました。二人乗っていた「飛行船」が、一人になって、変な、または予測できない飛行となってしまった、ということだろう。それを目盛りのない分度器で語るのが印象的だ。「軌道修正」という措辞は作者からの意思的な離別を示唆しないか。そのあとの混迷感と多少マッチしない気がした。
Posted by 中村暢夫 at 2020年01月25日 07:38
直線的な間合いをはかることではもはや修正できなくなった二人の関係性が、あらゆる角度を測りつくした「分度器」の摩耗にイメージを巧みに重ねていると思います。
ほぼ引き出しの奧に眠るこのレトロな文具を持ち出すことにはまた、過去を振り返る「軌道修正」後の現在の余裕を感じます。
Posted by 若槻真美子 at 2020年01月28日 00:39
或る関係の転位を、常に状況に応じた角度のある「分度器の目盛り」から目盛りが消えた状態になった、という幾何学的感覚で捉えたところに詩情が生まれている。
Posted by 吉岡健児 at 2020年02月03日 15:22
何らかの別れによる関係の変化、人生設計の修正をざっくりと詠っていておもしろい歌です。ただ、「軌道」だから「分度器」が出てきたのでしょうし、確かにいいアイテムではあるんですけど、なんとなく実感が伴わない気がしてしまいました…(分度器をもう20年以上見ていないのは僕だけでしょうか……)。もう少し普段から触れているものの方が、実感が出るかもしれません。
Posted by 辻聡之 at 2020年02月09日 00:20
わたくしごとですみませんが、巣だつっていつった子の部屋はなかなか片付けられないものです。しかしもう一緒に住むことはないと覚悟し、ひとりで自分の生き方を考えるこの頃です。子の机の引き出しのモノの中に分度器もありこの歌に共感しました。 
Posted by 梅原秀敏 at 2020年02月09日 10:27
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