2018年01月25日

25  <麦わらの一味>は冒険しをるらむ自死をせし子の本棚の中

25番の歌についてコメントお願いします。
posted by かりんネット歌会 at 20:14| Comment(4) | 詠草
この記事へのコメント
「麦わらの一味」とは、漫画、アニメの「ワンピース」の主人公、麦わらのルフィとそのの仲間たちのことです。自死をした子が何歳だったか。「ワンピース」の漫画を本棚に並べる、ごく普通の少年だったでしょうに、悲しい最期を遂げた子。その本棚には、相変わらずルフィたちの活躍する「ワンピース」が並んでいる、という、少年の死を悼む気持ちが痛切に伝わってくるお歌です。
Posted by 浅野祥子 at 2018年01月27日 12:12
故人が生前に愛した物を目にすると、喪失感と悲しみが突き上げてくる…。そんな切なさは痛いほど伝わってきます。ワンピースを愛読していたのですから恐らく10代。自死はあまりにも痛ましい。この子が作者の子か孫であれば、下の句の痛切さを引き受けるには、上の句が少し弱い気がしました。怒りにも似たやるせなさが伝わりきれないように思います。
Posted by 江國 梓 at 2018年01月31日 14:10
「自死をせし子」が我が子か教え子かわからない。生前、冒険にあこがれていた子なのか。麦わらのルフィに託して、作者は子どもを思っている。「本棚の中」という限定された場所に、自死した子どもはもはやいない。「冒険」に解き放たれていることを作者は願って、この歌を詠んだのだろう。
Posted by 辻田裕美 at 2018年01月31日 21:28
息子が<麦わらの一味>の漫画を集めており、私も読んでおります。
主人公の少年は、大抵の人が挫けたり逃げ出してしまいそうな絶望的な状況でも怯むことなく果敢に難問や悪に挑み、解決や笑顔を周囲にもたらします。不審な動きを見せる仲間のこともまっすぐに信じ切り、読んでいて、まるで光のような存在だと感じるときがあります。
それだけに、その光のような明るさ、力強さでも救えなかった自死、行き詰まりのどうしようもない絶望感が一層際立ってくる光景だと感じました。
現実の時間の止まってしまった「子」、今も活動し続けている虚構の世界の少年達、そうした対比も効いていると思います。
Posted by 遠音 at 2018年01月31日 23:53
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