2018年01月25日

27  ひさかたのクラウドに預けたる花を花の写真をかへしてほしい

27番の歌についてコメントお願いします。
posted by かりんネット歌会 at 20:12| Comment(4) | 詠草
この記事へのコメント
クラウドコンピューティングというIT用語に、「ひさかたの」という雲にかかる枕詞をつけたところは面白いと思いました。昔は、写真は紙焼きにして手元に大切に置いていましたが、それがデータになり、今や自分のパソコン内にもなく、遙かかなたのサーバーに保管されているという時代。所有することの実感が薄くなった現代性を感じさせる歌だと思いました。「預けたる花を花の写真を」と繰り返していますが、写真と言わなくてもわかると思いますので、「花をかへして」と言った方が面白いかなと思いました。その分、花の種類を入れてもいいかと・・・。
Posted by 江國 梓 at 2018年01月28日 18:03
「花を花の写真を」の畳掛けにIT管理下にある、現代人のある種の遺失感や疎外感が感じられました。枕詞を高度情報化社会と融合(?)させた意欲、洒落が微笑ましいです。
Posted by 吉岡健児 at 2018年01月29日 11:09
二句から三句にかけての句跨り、「花の」のリフレインによる畳み掛け、そして最終句の「かへしてほしい」に込められる切迫感。デジタル革命とも言える時代。イメージ的に言えば、デジタルに売り渡してしまったアナログ的な部分を取り戻したいという感じか。
Posted by 辻田裕美 at 2018年01月29日 22:28
場所もマシンも問わないクラウドはとても手軽で便利ですね。
「自分の意志で置く、出し入れ自由なもの」を「かへしてほしい」というところに一瞬とまどいました。
この矛盾を成立させるのは、例えば、以前使っていたdropboxとかOneDriveへ、パスワード忘れ、環境の変化などでログインできなくなった状況かなと。
しかし事実はどうであれ、時空間の拡がりのなかに漠とした寂寥感を味わう一首かと思います。
Posted by 若槻真美子 at 2018年01月30日 20:01
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