2018年01月20日

12  うつし世にとべない鳥は見あたらず人間だけがあきらめてゐる  

12番の歌についてコメントお願いします。
posted by かりんネット歌会 at 22:08| Comment(7) | 詠草
この記事へのコメント
面白い歌だと思いました。
うつし世に飛べない鳥はのこの二句までで かなり読者の心を
掴んでいると思います。
初句に「うつし世のとべない鳥」結句に「人間」どちらも大きく出ています。
壮大な歌もすごくいいのですが、成功させるのはかなり難しいのではないでしょうか?
読者の心の隙間に入り込むには的を当てやすくしたほうがいいのでしょうか。
反対に結句の「人間」を自分自身に当ててみてはいかがでしょうか?
視点を小さくすることで返って焦点が合い歌全体の締まり感が変化と思います。
うつし世に飛べない鳥はいるかどうか?
それは歌自体にはあまり関係なく ダチョウ、エミュー、ヒクイドリ、レア、キーウィ
(ペンギンは私のなかでは海飛んでいる)
がいるのにと突っ込まれるかも しかしそれは作者の歌に呑み込まれているわけで
成功なのではと私は思います。
ただ その後の「見あたらず」と詠うのは避けたほうがいいのではないかと思います
「見あたらず」と詠ったことで そんなことないと反論が浮上する危険性が…。
違っていたら申し訳ありません。私個人の意見です。
こんな歌詠ってみたいです。
Posted by 平山繁美 at 2018年01月21日 09:47
この作品を拝見した時、何故か昔はやった渡辺真知子の「カモメが飛んだ」という歌謡曲を思い出しました。
 という事で私が言いたいことは、本作品は人類が飛行不能という話ではなく、誰かの心理的何かを表現したものでないかということです(違ってたらすみません)。
 その理由は、「飛ぶ」「あきらめ」という言語から、ある理想を実現したくてもできない歯がゆさが読めるからです。
 以上が私の感想でありますが、あと一つだけ解らないのは最初の「うつし世」という古語です。何故ここだけを古語にしたのか?何か意味があるのか?かの江戸川乱歩は「うつし世は夢」と常々、言ってた様ですが・・(中途半端なコメントで恐縮です)。
Posted by 龍 の 涙 at 2018年01月21日 22:03
「人間だけが」ではなく、本心は「わたくしだけが」と言いたいのではないでしょうか。
「とべない鳥」は、所謂「鳥類」そのものを指すのではなく、「とべない人間」の暗喩なのだろうと思いました。
生きていく上での諸々の柵、「とぶ」ためには万全の準備で「とぶ」とび方もあれば、取り敢えず「とぶ」とび方もあります。取り敢えず「とび」出しても思いのほか「とべる」ものです。落ちることを怯れず、諦めずに是非とびましょう。
最近、私は「とび」ました。
初句、「移り世」のほうが歌意に沿うのではないかと思います。
Posted by 吉岡健児 at 2018年01月22日 07:15
 「人間だけが〜」を印象付けるために鳥をもってきていると思いましたし、既に指摘されている様に、とべない人間、なにか思い切って行動することができない状況を詠んでおり、すっきり頭に入ってくる良い歌だと思いました。
 「うつし世」については、やや大げさな感じはありますが、特に違和感はなく、個々人ではなく人類そのもにまで話を広げている感じで良いと思いました。
Posted by 田中亜紀子 at 2018年01月22日 09:10
最初は、さらっと読んでしまったのですが、皆様のコメントを興味深く拝見しました。
初句を「わが庭に」など、少し範囲を限定したら前出の問題点はほとんど解消するような気がするのですが、どうでしょうか。
Posted by 東 洋子 at 2018年01月29日 20:32
サムスン電子の広告動画「ダチョウの夢」を思い出しました。(調べてみましたが、どうやら公式動画は既に削除されてしまったようです)
あるダチョウが人間の作ったオペラグラスのような機械を誤って眼部に装着してしまい、その機械が見せた雲上の景色に魅せられて飛ぶ練習を始め、ついには成功する、というストーリーで、不可能を可能にするというテーマでした。

こちらの歌の大意は、大事なのは「出来ない」という既成概念ではなく、可能不可能を度外視して挑む気概だ、ということではないかと思いました。一見、人間に対して失望しているマイナスの意味の歌のようですが、飛ぼうと努力してみることが大事なのだというプラスの意味にもとれる御歌だと思いました。
Posted by 遠音 at 2018年01月31日 23:22
私は前半から後半へのつながりに飛躍を感じた。「人間だけがあきらめている」というのは結論を急ぎすぎている。人間は十分飛んでいるではないか。これ以上飛んだら今以上に生態系を壊してしまう。あきらめずに人間は歩き続けるべきだ。
Posted by 辻田裕美 at 2018年02月02日 21:39
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