2024年02月11日

詠草一覧・選歌案内

令和6年第2回のかりんネット歌会には、30首が寄せられました。
今回もたくさんのご応募ありがとうございます!
さて、ここからが本番です。
それでは、これから次の順で進めさせていただきます。

@選歌投票(2月17日まで):出詠されたeisoのアドレス宛に、@氏名、Aよいと思った歌5首の番号、をお送りください(投票受領の返信は省略させていただきます)。投票結果はコメント前に公表します。
A各歌についてのコメント(2月18〜28日):一気に行います!
B全体的コメント:編集委員、選歌委員のコメント・アドバイス。
C作者名発表:2月29日の予定です。

★ご注意 コメント欄に歌の投稿、選歌をしないようにお願いします。
必ず、以下の送付アドレスまでお願いいたします。
web_kakai_eisou★karinnokai.net(★を@に変えてください)

        詠草一覧(カッコ内は直前の語のふりがなです)

 1 赤赤と灯るランプをくわえたる鬼の界へと誘う銅閣
 2 赤々と燃える朝市ふるさとの神戸よみがえりすぐテレビ消す
 3 赤き血を流す兎のようなひと死んでネットの森の狩りは終わりぬ
 4 赤児とも緑児とも呼ばるる君の地球のごとき瞳を見つむ
 5 赤ちゃんがすとんと眠りに落ちる時ちひさな指は総くれなゐに
 6 赤の持つ呪術の力を身につけよ友らがくれし還暦パンツ
 7 あぜ道の風をたどれば赤まんまぽろぽろこわい記憶を拾う
 8 幾度ものあなたの嘘も煮詰めよう真っ赤なベリーのジャムになるよう
 9 色を知らぬ人に教ふるならばその胸の奥にて脈打てる赤
10 重い朝マグに残った口紅が赤いハートだ きっといい日だ
11 木々がみな赤くなる頃誕生日迎える君の名には明の字
12 暮れがたの津波まだ見ぬ元旦の蟹の爪先みな赤かりき
13 剣山のごときおしべを突き刺して赤椿の火雪を燃やしぬ
14 コンクリのビル影に咲く冬の赤そこだけ温度の上がる気がして
15 こんなにも小さき母に赤とんぼ汝(なれ)の後ろの正面だあれ
16 再試験再々試験その上に下駄を履かせし赤き鉛筆
17 「サンタさん」すれ違いざま子は呼びぬ赤いコートも着ておらぬ吾を
18 蛇口から滴る水に赤い舌 猫は留(とど)まらないもの愛す
19 出張の多さを君に咎められそっと差し出す「赤福」大使
20 春泥につけ爪一つぬらぬらと赤銅色の瞋恚(しんい)を燃やす
21 少しでも残すは無駄と人参がホワイトシチューをまっ赤に染める
22 背中合う危険の色か身を守(も)るかわたしの身内(なか)をつねめぐる赤
23 中学のころヤンキーに赤兎馬と呼ばれて夜を駆けたチャリンコ
24 追儺式赤鬼青鬼暴れたり方相氏来て追い払わるる
25 曇天も母の家へと行く朝赤いマフラーぎゅぎゅっと巻きぬ
26 昼メシに金曜と知るカレー喰うあと一回で赤道越えだ
27 頬はつか赤らめ遠き日の恋を語る可憐な八十歳はも
28 ほの赤くかすかに透けた柔肌の君はふしぎな果実なんだね
29 滅びゆく赤色巨星は冬の雄 まはる地球に季節は巡る
30 リストカットや場所にかつてまつ赤な血が流れてゐたり 鳩は来たのか

posted by かりんネット歌会 at 10:53| 連絡事項