2023年01月10日

詠草一覧・選歌案内

令和5年最初のかりんネット歌会には、29首が寄せられました。
今回もたくさんのご応募ありがとうございます!
初投稿の方も多くとてもうれしいです!
さて、ここからが本番です。

それでは、これから次の順で進めさせていただきます。

@選歌投票(1月17日まで):出詠されたeisoのアドレス宛に、@氏名、Aよいと思った歌5首の番号、をお送りください(投票受領の返信は省略させていただきます)。投票結果はコメント前に公表します。
A各歌についてのコメント(1月18〜30日):一気に行います!
B全体的コメント:編集委員、選歌委員のコメント・アドバイス。
C作者名発表:1月31日の予定です。

★ご注意 コメント欄に歌の投稿、選歌をしないようにお願いします。
必ず、以下の送付アドレスまでお願いいたします。
web_kakai_eisou★karinnokai.net(★を@に変えてください)

             詠草一覧(カッコ内は直前の語のふりがなです)

1 今週は四日も受診する羽目にお金と時間吸い取る老化 
2 黄金の穂波の記憶は一粒の麦ひっそりと死にゆく記憶 
3 暗闇に馴れてしまいし手ですくう眠り薬と金平糖を 
4 鼈甲の金縁メガネの教頭の訓辞ような雨に濡れ行く 
5 金目鯛小五の孫は骨を取り見事平らげ正月満悦 
6 「金鍔はほんまは大阪生まれでな名前はほんまは銀鍔なんや」
7 冴ゆる夜は金の屏風の外(と)に出でて白兎と黒猫(くろ)は御舟(ぎょしゅう)をさがす
8 金継ぎのひとすじ清し飯茶碗盛りて幾年飯ならぬもの
9 どっかりと昆布巻きのおわす重箱に金柑は灯る春の児のように 
10 そのかみのねんが状のギャグの中「金が信念」一本取られた 
11 再発も転移もなくて二年過ぎひとりの部屋に金糸雀がいる 
12 働いて給料日には飲みに行き金欠を嘆く愚昧なつかし 
13 はじめての児童館まで歩く子は金木犀を過ぎて振り向く 
14 高校の卒業名簿の明治欄金之助てふ教師の載りぬ 
15 大金をはたいてSECOM取り付けて衣食貧しくなりゆくわが家 
16 ワグナーって本当は好きじゃないけれどとりあえず聴く「ラインの黄金」
17 天金の全きままの上製本つひに声音を知らぬままの祖父 
18 ゆふばえは金朱のいろをながしたり 人類がこんなに短命だなんて
19 定番の春呼ぶ味は母作る金のママレード朝陽に透ける 
20 百万回合わせて金庫は開くという早や明治期の物の確かさ 
21 わが底に育っているか試金石闇に沈める黒きつよさは 
22 雪ぬかり足のもつれて空つかむドローン戦観し夜の金縛り 
23 こんりんざい唱えるようにこんりんざい鉄の暴風金輪際 
24 金と金おんぶくっすんひょこまわり盤の外でもひょこひょこ惑ふ 
25 成人の祝いに締めた西陣の金帯はいま娘の背に咲く 
26 黄金の仮面をかぶる不死のひと商店街をさみしげに行く 
27 金と云ふ人の作りし影なれどいつしか光曲げ始むなり 
28 もう無理と言えば泉が問うてくる金の労働銀の労働 
29 琉金の尾びれのあらばふんはりと“友達のまま”を泳ぎきるのに
posted by かりんネット歌会 at 00:00| Comment(0) | 詠草一覧